12日午後5時ごろ、大手フリマサイトの取引を見ると、「ドラゴンボール 直筆サイン色紙」などとタイトルがついた鳥山明氏のサイン色紙がずらりと並んでいた。
「孫悟空」のイラストが描かれたサイン色紙には80件以上の入札があり、30万円を超える値段がついていた。「神龍(シェンロン)」が描かれたサイン色紙には150件を超える入札があり、45万円の値がついている。
ほかにも「ブルマ」や「アラレちゃん」、「ガッちゃん」などが入ったサイン色紙には、数万円から数十万円の値がついており、実際に購入されているものも多数ある。
これらの商品について、何十年も漫画家のサインを見てきたという鑑定士は「すべて正確に見分けられるわけではない」としながらも、
「見た限り、99%が偽物」「本物は数点しかない」
と断言する。
一見すると本物のようにも見えるだが、
「絵のタッチやサインの仕方が本物と違う。明らかに違うものもあれば、精巧に似せているものもある」
と指摘する。
なぜ、こういった偽物が出回るのだろうか。
鑑定士によれば、以前はサイン色紙がほしいとなれば、鑑定士がいる専門店などで購入する必要があった。しかし、フリマサイトが出てくるとともに偽物のサインも多く出回るようになり、サイトが増えることで、鑑定士の目を通らない個人間の取引も増えた。その結果、偽物が次々と出品されてきたのだという。
「本物のサイン色紙がネットで紹介されると、フリマサイトで同じ絵の偽物が出回るということがこれまで何度も見られています。絵心がある人であればサインをまねることができてしまい、残念ながらそれをだまされて購入してしまう人がいます」(鑑定士)
どうすれば偽物をつかまされないのか。
鑑定士は、
「同じ人が多数のサイン色紙を出品していたら警戒したほうがいい」
「絵に違和感があるのは偽物の可能性が高い」
と説明する。
そして、「そもそも鳥山先生のサイン色紙はそんな安くない」という。
保証書つきのオークションを実施する「まんだらけ」のサイトを見ると、昨年の取引で孫悟空のイラストが描かれたサイン色紙が1500万円、アラレちゃんのサイン色紙は960万円と、偽物とは比べものにならない高額で落札されている。
続きはソースで
https://dot.asahi.com/articles/-/216771?page=1
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Source: 芸能トピ