「旧ジャニーズ所属タレントの大半は、ファンから社名を公募した新会社とエージェント契約を結ぶことになります。独立した二宮の事務所が新会社と契約を結ぶ可能性がないこともない。本心はわかりませんが、独立して”個別”に『嵐』の活動に参加したほうが、より高額なギャラを得ることができるという計算が働いたのかもしれません」(テレビ局関係者)
その一方で、同じ『嵐』の相葉雅紀(40)がMCを務めるバラエティー番組『木7◎×部(もくしちまるばつぶ)』(フジテレビ系)が26日にスタート。ここに事務所を退所したばかりの二宮がVTR出演するという一幕もあった。旧ジャニーズの退所者はなかなか地上波に出演できない、現役所属タレントと共演できないという〝慣習〟をあっさり打ち破ってしまった形だ。
また相葉は翌27日にも、主演するドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)がスタート。劇中ではサラリーマンとヒットマンの異色の二刀流の生活を送る主人公を演じている。相葉はなんと連日の新番組スタートとなった。
「二宮が自身の将来を見据えて旧ジャニーズに背を向けたことで、今や事務所が相葉を猛プッシュしているという図式になってしまいました。相葉は主演ドラマでは人当たりが良くトークの技術が高い営業マンの役を演じているが、世間の彼に対するイメージそのままの役柄。そのキャラで得をしています。さらに、事務所へに対する”素直さ”も相葉が推されている一因では」(芸能記者)
現在、相葉は『木7◎×部』のほか、『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系)、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)のMCを務めている。さらにフジテレビは年末の音楽特番『FNS歌謡祭』に、’19年からMCを務めている相葉を今年も起用することを発表済みだ。
遡れば’21年の東京五輪では『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』の大役を務め、昨年9月には主演する初のホラー映画『“それ”がいる森』が公開された。『嵐』の活動休止後、相葉は他の『嵐』メンバーだけでなく、旧ジャニーズの所属タレントたちと比べても、稼ぎまくって事務所に多大なる貢献を果たしている印象なのだが……。
「『木7◎×部』の初回平均世帯視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でした。それまで同じ木曜午後7時の枠では、相葉がMCを務めていた『VS魂』『VS魂グラデーション』が放送されていたが、視聴率がふるわずに事実上の打ち切りに。新番組も、このまま視聴率が伸びないようなら、いよいよ相葉は〝お役御免〟の可能性もあります。また『今日からヒットマン』の初回視聴率は午後11時15分という深夜からの『金曜ナイトドラマ』枠ということもあって4.6%。とはいえ、’21年10月期に同枠で相葉が主演した『和田家の男たち』の初回は6.3%だったから、やはりちょっと物足りない数字です。
『みんなの動物園』と『相葉マナブ』は同時間帯の裏番組と比較しても合格点だが、決して数字を持っているわけではない。その存在は大きいものの、貢献度は意外と高くはないんです。この状況で彼が独立するとは思えないが、もし二宮と同じ道を選んでも事務所は引き留めないのでは。事務所としては、なんとしてでも『嵐』の活動再開にこぎ着けることができれば、メンバー個々の契約はそれほど重要な事項ではないのかもしれません」(同前)
櫻井翔(41)は『news zero』(日本テレビ系)にて、活動休止中のリーダー・大野智(42)も含めた『嵐』のメンバーが勢ぞろいして新会社とのエージェント契約について説明を受けたことを明かしていた。『嵐』メンバーそれぞれの去就が注目される中で、”事務所推し”である相葉の選択も注目される。
続きを読む
Source: 芸能トピ