ミュージシャンで音楽評論家の近田春夫とのトークの中で、テレビやラジオなど既存メディアの存在意義が話題に。小泉は以前は“テレビっ子”だったが、現在は「リアルタイムでテレビを見ることがもう2年ぐらいない。配信されている番組を直で見ちゃう」のだという。「今、日本のテレビとか特にそうでジャニーズ問題でも言われ始めているけど、メディアが出る側に忖度してくっついちゃってて報道してこなかったこともあって、今一番悪い膿(うみ)みたいなのが出始めちゃってるのがテレビとかラジオ」と指摘した。
ドラマや歌番組などテレビ界でも活躍してきた小泉だが、「視聴率を競う時代があってそれでどんどんテレビの世界や芸能界が露悪的になっていっちゃって、そんなお笑い番組ばっかり目立つようになって、飽和状態の“その次”が見つけられていない」と感じているという。以前は全てのドラマを見るなどテレビが大好きだったが「急に熱が冷めたのは多分本当に見たい番組が減ったから」といい、「自分の興味が変わったっていうのがあって。ドキュメンタリー番組や好きなニュース、美術系の番組とかは録画して見る」と話した。
「何か雑って感じ。今作られてるコンテンツが雑だなあと思って。もっと心が豊かになることをみんなが求めてないと思ってると思うけど、意外と届けたら…声を上げないだけで。習慣だからみんな(テレビを)付けてるだけだからねって言いたい感じはある」と、求められているのは上質なコンテンツなのでは…と話す小泉。近田が「どこの放送局のどの番組もブッキングがイージー。とりあえずジャニーズを入れとけばいいっていう」とキャスティング側の問題点を指摘すると、小泉も「視聴率がこのぐらい絶対あるっていう安心感があったんでしょうね、ジャニーズは。舞台でもお客さんがここまでは来ると読めるっていう」と同調した。
小泉は「ジャニーズの問題もそうだし、何となくちょっとずつ風穴が開いていくと上までグンッて開くのかな」と変化を期待し、「テレビの世界も生まれ変わる気持ちで、放送局ごとにカラーを出してほしい」と話していた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/09/25/kiji/20230925s00041000548000c.html
2023年9月25日 20:02
続きを読む
Source: 芸能トピ