しかし、漫画の実写化はこのように評価される作品ばかりではない。過去には、漫画のイメージとは異なるキャスティングやストーリーの大幅な改変が非難されたうえ、興行成績が悪く“大爆死”となってしまう作品も。
漫画の実写化は、どこでファンの期待を裏切るのか? 今回は、『ONE PIECE』を含む数々の実写化作品を送り出してきた『週刊少年ジャンプ』漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケート調査を行った。今回は「がっかりした実写化作品」の結果を公表する。
第3位にえらばれてしまったのは『約束のネバーランド』(’20年)。原作は’22年8月時点で世界累計発行部数が4100万部を超える超人気作品。孤児院「グレイス=フィールドハウス」で幸せに暮らしていた子供たちだが、ある日、12歳になると食用肉として自身らが”出荷”されることに気づいてしまい、孤児院からの脱出を目指す……というサスペンス作品だ。
原作では12歳となっていた”出荷”される年齢は、映画で”16歳”に変更されている。オレンジ色の髪の主人公・エマを演じたのは浜辺美波(22)、白髪のノーマンは板垣李光人(21)が演じている。映画ではそれぞれの髪色や雰囲気がしっかりと再現されており、このキャスティングについてはイメージにぴったりという声も多い。
(中略)
第2位に選ばれたのはテレビドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(’09年、TBS系)。秋本治の人気漫画で『週刊少年ジャンプ』で’76年から’16年まで連載されていた老若男女に愛されるギャグ漫画作品。
‘09年のテレビドラマ版で主人公の両津勘吉を演じたのは、香取慎吾(46)。ヒロインの「麗子」は香里奈(39)、同僚の中川圭一は速水もこみち(38)が演じていた。当時も豪華キャストのわりに視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行にとどまっていたが……。
敗因とみられるのが、両津勘吉とあまりに異なる香取慎吾のキャスティングだ。両津勘吉は、身長152センチ、角刈りにつながった太い眉毛が特徴。作品内で顔立ちは「ゴリラ」「原始人」と評されている。身長183センチで端正な顔立ちの香取とは確かにキャラクターに差がある。シュッとした香取が、両津を演じるべく変顔をしまくる努力も、視聴者からは上滑りしたように見えてしまったようだ。
《キャラクターのイメージと合ってなかった》
《両津勘吉は香取慎吾では無いと思う》
《香取慎吾さんがキャラクターのイメージと違うと思った》
第1位に選ばれたのは“史上最悪の実写映画”とも呼ぶ人もいる、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を実写化した『DRAGONBALL EVOLUTION』(’09年)。
主人公・孫悟空が内気な高校生であるという、原作の大幅改変から始まる本作は、公開当初から、なにもかもが「ドラゴンボール」ではないとの苦情が殺到。モントリオールの映画サイトWatchMojo.comでは、2000年代最悪の映画・第8位に選ばれてしまう事態に。
(中略)
【がっかりしたジャンプ漫画の実写化作品】
1位:ドラゴンボール
2位:こちら葛飾区亀有公園前派出所
3位:約束のネバーランド
4位:DEATH NOTE
5位:銀魂
6位:テニスの王子様
7位:るろうに剣心
8位:ジョジョの奇妙な冒険
9位:BLEACH
10位:ろくでなしBLUES
調査日:2023年6月21~22日
調査対象:20歳~69歳の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
※全文・詳細はリンク先で
女性自身 6/25(日) 6:01
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Source: 芸能トピ