かまいたち山内、ダイエット目的で「糖尿病薬」使用を紹介 日医、国民生活センターなどは警鐘…動画非公開に

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1: なまえないよぉ~ 2023/04/19(水) 03:39:19.57
 お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さん(42)が2023年4月16日、糖尿病治療薬を使ったダイエット方法をユーチューブで発信した。

 「痩せないっていうのがないねんて」「ラーメン一杯食べたら、半分食べた計算になる」と驚くべき痩身効果があることを紹介していたが、18日夜までに動画は非公開となった。

■「テレビ系に出ている人で言ってるの俺だけじゃない?」

 動画は、「かまいたち山内がGLP-1ダイエットについて話します」とのタイトルで配信された。概要欄には「※あくまで今回の動画は山内個人の体験談・見解になります」と注意書きがある。

 動画では山内さんが「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる2型糖尿病治療薬を使ってダイエットに挑み、約3か月で8キロ痩せたと成果を報告している。山内さんによれば、GLP-1ダイエットは「テレビ系に出ている人で言ってるの俺だけじゃない?」と市民権を得ているとは言えないものの、徐々に広まり始めている。

 コンビでテレビCMに出演したクリニックでオンライン診療および注射、飲み薬の処方を受け、食欲減退を実感したという。さらに、「ラーメン一杯食べたら、半分食べた計算になる」と、口にした糖質の半分が尿で排出されると話す。

 副作用については「めっちゃトイレが近くなります」と頻尿を挙げ、「痩せないっていうのがないねんて」「痩せるのは当然の事」とお墨付きを与えた。

 詳細はクリニックのページを案内し、「俺は○○さんでやりました」「○○さんで人生が変わりました」(伏字は編集部、クリニック名が入る)と推奨した。相方の濱家隆一さん(39)からは広告であることを隠す「ステルスマーケティング(ステマ)」ではないかと疑われるが、「CMしてるからな」「ステマにはならへんと思うけど」と否定した。CMでは、薄毛治療の宣伝としてかまいたちが起用されている。

 GLP-1ダイエットは、自由診療として提供するクリニックが少なくない。インターネットで検索すると、「痩せホルモン注射」「医療の力で短期間でラク痩せ!」などと紹介されている。

 しかし、日本医師会の今村聡副会長は22年7月の記者会見で、オンライン診療で糖尿病治療薬の適応外使用が増えていると問題視した。▽健康な人が医薬品を使用することはリスクがある▽医薬品の適正使用の観点から、このような行為を禁止すべき――と指摘し、実施する医師には「医の倫理に反する」と糾弾した。

 日本糖尿病学会も23年4月12日、GLP-1ダイエットの横行に「不適切な薬物療法によって患者さんの健康を脅かす危険を常に念頭に置き、誤解を招きかねない不適切な広告表示を厳に戒め、国内承認状況を踏まえた薬剤の適正な処方を行ってください」などと見解を表明した。

 そのほか、製造元の製薬3社が「(ダイエット目的で)使用された場合の安全性及び有効性については確認されておりません」と適切使用を呼びかけたり、国民生活センターがトラブル事例を公表して注意を促したりしている。

 厚生労働省社会保障審議会医療部会でも、「薬を飲んだところ下痢、腹痛、頭痛、めまいの症状が出て治まらないため、かかりつけ医を受診した」などと問題が報告されているとして、国民への不適切使用の周知が検討されている。

 SNSや動画のコメント欄では、ダイエット方法の是非を巡り議論となっており、18日夜に動画は非公開となった。J-CASTニュースは18日昼、かまいたちが所属する吉本興業や、日本糖尿病学会に取材を申し込んでいる。回答があれば、追って伝える。

JCASTニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/262399f5c079238ad0e79b6d230c95a65815d7a4

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Source: 芸能トピ

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