玉川氏は9月29日の同番組で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞をめぐり、「電通が入ってます」などと発言。翌29日の放送で「事実ではありませんでした」と謝罪し出演を続けたが、視聴者だけにとどまらず、政界や著名人からも批判が続出。同局は今月4日についに謹慎処分を発表し、玉川氏は5日から10日間(土休日を除く)出勤停止となった。
5日放送で、MCの羽鳥アナは「玉川さんは再来週の水曜日に復帰を致します」と玉川氏の謹慎処分初日に早々に報告。テレ朝関係者は復帰となる19日の出演について「降板を切り出すのでは?という声もある」。
もっとも上層部とすれば、玉川氏を4日まで通常通り出演させてきたことから分かるように、当初は「処分なし」の方針だった。その背景にあるのが、同番組への貢献度だ。
テレ朝は1月、「モーニングショー」が年間視聴率(2021年1月~12月)で、民放トップ(個人全体5・6%、世帯10・6%)だったと発表。5年連続での民放トップとなった。
「上層部は、玉川氏の歯に衣着せぬコメントが視聴率に大きく寄与していると評価している。今回の事実誤認は別として、玉川氏自身の取材力も太鼓判を押されている。だからこそ管理職への打診を拒否した玉川氏だが、コメンテーターなどで異色の存在でいられ続けている」(同)
さらに取材を進めると、今年で35年を迎えた長寿討論番組「朝まで生テレビ!」をめぐる水面下での動きをキャッチした。「朝ナマ」の司会と言えばジャーナリスト・田原総一朗氏(88)だが高齢であり、ここ数年は後継者問題が持ち上がっていた。
「田原さん自身も当然ながら衰えは認識しており、毎回〝これが最終回〟という覚悟で臨んでいる。尋常じゃなく愛着がある番組で、後継司会者の登場を願っている。局としても異例の長寿討論番組を続けたい思いもある。想定する候補者の1人が玉川徹さんなんです」(同)
別のテレ朝関係者によれば、過去にテレビディレクターとして体当たり取材を行ってきた田原氏は、表立って「後任に」と口にすることはないが、ディレクターとして取材も行う玉川氏の実力を認めているという。
「玉川氏の世論になびかない、炎上を恐れない発言や姿勢を『勇気がある』と評価している。これまで朝ナマの後継司会者候補としてさまざまな名前が浮上しているが、わずか月1回出演で、テレ朝や番組の色がつくことを嫌がる可能性も高い。その点で、テレ朝社員の玉川さんは起用しやすいのかもしれない」(同)
朝のコメンテーターから姿を消すことになっても、深夜の司会者として辣腕を振るうことになるのか。(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)
2022年10月8日 5時15分 東スポWEB
田原総一朗氏の後任は…
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Source: 芸能トピ