「『霜降り明星』『チョコレートプラネット』『ハナコ』に加えて、総合演出を務めるスタッフも30代と若く、放送前は不安視されていました。ところが、フタを開けてみたら、世帯の中で何人が視聴していたかを示す個人視聴率が平均で4.0%、コア層(13~49歳)の視聴率が4.6%。21日の18時30分から終了までに限ってみれば個人が6.9%、コアが7.8%と、今年のフジの最高記録を更新しました。学生たちをフィーチャーした笑いあり涙ありの番組作りで、親世代にも刺さった。『24時間テレビ』を放送する日本テレビはかなり焦っていますよ」(放送作家)
特に進行を務めた粗品(31)は番組全体を通して話題を提供し続け、”粗品劇場”と絶賛され、視聴率に貢献した。
「『霜降り明星』は冠番組が終わってしまったことでオワコン扱いされたこともありましたが”コンビでもピンでも笑いが取れて、MCもできる”とテレビ業界での評価は高い。YouTubeでの過激発言が話題になりがちですが、『M-1グランプリ』と『R-1ぐらんぷり』を若くしてW制覇した天才ですからね。それに、相方・せいや(31)はテレビっ子。自分たちの魅力がどの番組なら活かせるかをよく理解している。レギュラーが減ったというより、出演番組を絞っているという見方のほうが正しい」(キー局プロデューサー)
個々のポテンシャルはもちろん、コンビ仲が良いのも好ポイントだ。
「普段は毒舌な粗品が、せいやの結婚式で号泣する写真がバズってましたね。令和の今、コンビの仲の良さが伝わるほうがスポンサーにも視聴者にもウケる。粗品はアーティストとしても活動しています。一方のせいやもピンでいろんなタレントと絡んでいる。双方、活動の幅が広いのも魅力的です」(広告代理店関係者)
前出のキー局プロデューサーによれば、『27時間テレビ』の成功で「尻に火がついた」と言われているのが、『ジョンソン』(TBS系)のメンバーたちなのだという。
「『ジョンソン』でリーダー的役割を務めている『かまいたち』は昨年の『27時間テレビ』で総合司会を務めていましたから、単純比較されやすい。実際、『かまいたち』の二人が数字を持っているわけではない、という声が上がり始めています。彼らを含めた″お笑い第6.5世代″が隆盛を極めましたが、ゴールデン帯では彼らの得意とするエッジの利いた笑いよりも、素人参加者たちと熱く向き合えるベタな″第七世代″のほうが視聴者にウケることが数字で証明された。″コント以外では使いづらい″という評価だった『ハナコ』は『27時間テレビ』での実直な姿がお茶の間の涙を誘い、一気に評価を上げています。粗品にしても、毒を向けるのは同業者のタレントだけ。番組に参加する素人たちにはリスペクトを持って接するから、テレビ的にも使いやすい」
リーダー・粗品を筆頭に再評価が進み、オワコンのレッテルが貼られつつあった″第七世代″が浮上し始めた。
オワコンのレッテルが貼られつつあったが…粗品を筆頭に”お笑い第七世代”の再評価が進む理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/089cd9c04103bec9bbf9897d89c63a762bd69bf7
続きを読む
Source: 芸能トピ