長濱ねる 「今の私には結婚や子育ては無理ゲー」保育士の"やりがい搾取”に思う本音

エンタメ
1: なまえないよぉ~ 2024/07/09(火) 13:50:28.66
(略)
子どもを生むことが“無理ゲー”に感じるのは助けてくれる施設や人が不足しているから

「自分のことをお話しすると今お仕事が楽しいですし、これからもっと頑張っていきたい!という目標があります。そこで、結婚や子どもなどプライベートな将来を考えてみると、まず不安なことがありました。それは、もし私に子どもができたら、夫以外に頼れる人は誰だろう?ということです。

私の両親は九州に住んでいるので、緊急事態に即座に対応してもらうのが難しいですし、夫となる人の家族も地方に住んでいたら、誰を頼ればいいのだろう?と。この答えは、今のところ思い浮かびませんでした。

夫婦共働きで、どちらも緊急で仕事が長引いてしまった時、保育園のお迎えは?子どもの具合が悪くなって、すぐにお迎えに行かなければならない時、夫婦両方がすぐに抜けられないような仕事をしていたら? どうしても挑戦してみたい地方や海外での長期の仕事が入ってしまったら……。

これは全て、今の共働き子育て家庭が抱えている悩みでもあると思います。

そして、子育て家庭の皆さんは、延長保育やシッターさんをお願いしたり、病児の預かり施設を利用したり、今できる制度の中でどうにかやりくりされているというのも承知しています。
ただ、リアルな声を聞くと、『マッチするシッターさんを見つけるのが本当に大変/高額だ』、『病児預かり施設は、人気アーティストのライブチケット並みに予約が瞬殺で埋まる』、『保育料やシッター代を考えると働くことを諦めたくなる』、『時短や在宅で働ける条件の仕事に転職したり、退職を迫られるのは妻が多い』など。ご苦労されている様子が伝わってきます。

このような現実を聞いていると、正直、今の私には結婚や子育てが無理ゲーに思えてしまう……これが本音です。
私もそうですが、キャリアと子育ての両立に不安を感じ、“今じゃない”と出産が遠のいている人が多くなっているのは、仕方がないことだと思います。
安心して子どもを預けられる場所と人の担保がされてこそ、子どもを産みたいと思うスタートラインに立てる気がします。

そして、このように男女共にキャリアを築いていく時代で、ますます人手を欲しているにも関わらず、保育士は不足している。なぜなら労働に対する賃金が安いから。これでは、元も子もないなと。
社会にとって必要不可欠で、かけがえのないお仕事である保育士、そしてエッセンシャルワーカーの方たちの賃金や働く環境をより良くできるよう、政府や自治体には一刻も早く動いていただきたいですし、もっと大事にしていただきたいなと心から思います」

たゆたう (角川文庫)
長濱 ねる
KADOKAWA
2023-10-01



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Source: 芸能トピ

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