さらに同誌による報道では、コンクールの窓口を担当する国内のNPO団体の担当職員が「末延さんは、2004年のコンクールに参加していると記録されているので、2003年は誤りです」と2004年に参加した事実はあることを指摘しつつ、ディプロマ賞はいわゆる“奨励賞”のため公式記録の対象外であり、確かめる手段はないとしている。
末延さんは4月8日、Instagramを更新。〈久々の実家 2004年『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール』の賞状を発見 『ディプロマ賞』懐かしさに浸り記憶が少しづつ蘇る〉(原文ママ)と賞状を公開した。
渦中にある「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」とは、どんなコンクールなのか。
「こちらは、世界三大コンクールのひとつである『チャイコフスキー国際コンクール』のジュニア部門で、“ジュニア・コンクールの最高峰”として知られています。1992年からロシア国内外で不定期に開催されており、2004年に岡山県倉敷市で第5回大会が開催されました」(音楽ライター)
運営団体は「受賞しております」
コンクールの窓口を担当するNPO法人に問い合わせたところ、担当職員が「末延さんは間違いなく、ディプロマ賞を受賞しております」と断言した。
「(Instagramで公開された賞状は)間違いなく『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール』が発行した賞状です。審査委員長のフェドートフ氏と主催者であるシェルバク氏の連名のサインが入った公式のものです。
末延さんが参加されたのは、2004年に倉敷市で開催された『若い音楽家のための国際コンクール』です。1位から3位までの受賞者リストには記載はなく、詳細はモスクワに問い合わせが必要です。ただし、本コンクールは基本的に8歳から15歳を対象とした若い音楽家の育成を目指した子供のためのコンクールであり、コンクールに申し込みをし、予選を通過した本戦出場者については、ディプロマ賞をはじめとした様々な賞を与えています。
審査委員が気に入った子供がいれば、特別に審査員個人が賞を与えることもあります。末延さんも予選を通過して本戦に出場しているのですから、十分にディプロマ賞他を受け取っている可能性はあります」(NPO法人の担当職員、以下同)
末延さんが公開した賞状の画像には、「2004」とあり、彼女が2004年に開催された倉敷大会に参加したことは間違いない事実のようだ。では、なぜ2004年と2003年の取り違えが起きたのか。その背景には、倉敷大会の特別な事情が関係していそうだ。
「倉敷大会は本来は2003年に開催予定でしたが、主催者側の都合で2004年に延期されました。参加者はコンクールに合わせて練習をするので、本当に迷惑をかけることになりました。この延期の件は倉敷市でも正式に記者会見を行って、お詫びをしております。一部の公式資料やチラシ等には2003年開催となっているものもあるくらいです。記事を書いた方は、大人の『チャイコフスキー国際コンクール』と勘違いしているのではないでしょうか」
前出の音楽ライターも「新型肺炎(SARS)の影響で、倉敷大会は半年延期されました」と証言する。なお、末延さんにもSNSを通じて問い合わせ中で、返答があり次第、追記する。
末延さんにとっては、降って湧いたような経歴詐称疑惑。これで一件落着だろうか。
2024.04.09 17:10 NEWSポストセブン
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Source: 芸能トピ