俳優の綾野剛らへの常習的脅迫や名誉毀損などの罪に問われた元参院議員のガーシー被告に東京地裁(佐伯恒治裁判長)は3月14日、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。
「最大の焦点は執行猶予がつくかどうか。ガーシーはとにかく収監されることを恐れていた。結果、執行猶予がついたことで本人はニンマリ。『実質無罪』と言う人もいるくらいです」(テレビ局関係者)
ガーシーは公判で脅迫の常習性だけを争い、反省に終始した。佐伯裁判長は脅迫は常習性があったとし
「正義の暴露とは名ばかりで借金返済の目的だけに配信した」と断罪しながらも、前科がないことや反省の態度、被害弁償金を弁済供託している点などを踏まえ、「社会内での更生の機会を与えるのが相当」とした。
ガーシー側に控訴の意志はなく、あとは検察側が判決を不服として控訴するかだが、法曹関係者によると「執行猶予5年は重く、検察のメンツはある程度保たれている。控訴する可能性は低いでしょう」と分析する。
となれば、このまま判決が確定。ガーシーは“執行猶予”という条件付きながら、晴れて自由の身となる。これに違和感を唱えたのはカンニング竹山だ。14日放送のTBS系『ゴゴスマ』で「判決も出たから、5年間、罪を償いながら反省して社会復帰してもらいたい気持ちはあります」と前置きした上で
「動画を消したといっても、インターネット上で残るわけですよね? その辺の問題はどうしてくれるんだ、というのもある」「裁判で“執行猶予が付きました”ということだけ終わっていいのか? 引っかかるものがある」と納得していない様子だった。
被害に遭った当事者の怒りはもっとだろう。なかでもガーシーを告発した綾野剛サイドの怒りは相当だ。
「ガーシー本人は暴露動画を消しましたが、ユーチューブ上やネット上では綾野さんに関する話は今も“魚拓”として残っている。はっきり言って、それら全てをなくすことは不可能でしょうね。ガーシーにもそこまでの責任は発生しない。ガーシーに猶予判決が出た今、割を食ったのは綾野さん側ということになります」(スポーツ紙記者)
ガーシーは綾野の事務所と親交があり、暴露対象も同事務所の所属タレントが多かった。前出の記者によると
「事務所の事実上のオーナーY氏はガーシーに対して今も恨み骨髄。ガーシーの暴露のせいで綾野さんの仕事が複数飛んだことから、今後、民事で損害賠償請求する可能性もあります」という。
ただ、当のガーシーは現在所持していないパスポートが発給され次第、再びUAE・ドバイに出国する可能性が高いという。
「ドバイで独自のコネクションを築いており、命を狙われる危険性が高い日本にいるより、よっぽど安心のようです。親交ある資産家とともに、向こうで飲食事業をやるという情報もあります」(同・スポーツ紙記者)
ガーシーはかねてドバイに日本人街「ネオトーキョー」の設立構想を掲げ、日本人によるコミュニティーをつくりたいと話していた。
「結局、今回の判決では“ヤリ得”という印象が強い。ガーシー自身も一躍“時の人”となり、知名度は爆発的に向上したわけだから……。今も彼の支持者はいるし、食べていくことは可能だろう」(芸能プロ関係者)
結局はガーシーが暴露した情報の真偽は不明。モヤモヤだけが残ったカタチだ――。
「“執行猶予”判決」のガーシーに綾野剛サイドは激怒…再び海外出国で残る「ヤリ得」感
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4c98e90ea95bf8424adb3805c3786217ec9bfc
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Source: 芸能トピ