3年前の21年3月に発表された第1回の「TVerアワード2020」では、「ドラマ大賞」は、総再生回数1878万回の「恋はつづくよどこまでも」(TBS)、「バラエティ大賞」は、同1574万回再生の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)だった。再生回数から見れば、ここ数年でTVerが大幅に普及していることがわかる。
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在京キー局編成関係者はこう続ける。
「他の有料配信に比べ、『TVer』が爆発的に伸びているのは間違いありません。現在、テレビ東京をのぞく在京民放キー局の地上波の広告収入は、だいたい2000億~3000億円くらいで、うちTVerは50億~60億です。しかし、ここ5~8年のうちにこれが逆転するといわれています。大ヒットとなっている『不適切にもほどがある!』(TBS)も“TVerのお気に入り登録者数が120万人を突破”などとニュースになっていますが、そこには“テレビからスマホへの視聴習慣の変化”という大きな理由があります。
■“受像機”はオワコン
さらに出稿が伸びている背景には3つの要因があります。TVerで流される番組は、①地上波を土台にした十分な制作費で企画もしっかりした内容であること、②無料で見られる代わりに早送りできない広告が入ること、③ユーチューブのコンテンツと違い、権利関係やコンプライアンスチェックを経た安心のコンテンツであること。これによりクライアントは安心して出稿するようになってきているんです。ナショナルクライアントからの出稿も増えています」
この関係者は、“テレビはオワコン”といわれるが、正確には“テレビ受像機はオワコン”なのであって、番組制作力、コンテンツホルダーとしての圧倒的な強みは変わらないと話している。確かに、テレビ番組を有料、無料を問わず配信で見る流れはもはや止められそうにない。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/337002
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Source: 芸能トピ