たけしはさる11月15日に登壇した映画「首」の記者会見で、一連の旧ジャニーズ騒動について聞かれ「いろいろな噂も聞いていたし、それ(性加害)はよくあったと聞く」とする一方、「そういう世界にいたら、当然あるだろうなとしか、当時は考えてなくて」と述べていた。
この日の対談でも堀江氏からこの話題を振られ、「あれは誰でも知ってる話」だと言及。続けて「ジャニーズは独占企業だから、他の事務所が若い男の子のグループで歌って踊ってはダメなの。それをやった瞬間に『干すぞ、お前のところ』ってなるの」と、旧ジャニーズによる“強権発動”があったと語る。
たけし自身も「ちょっと前までは、キツかったねぇ、ジャニーズ事務所ってのは」とし、「昔はいっぱいいるよね、(旧ジャニーズから)独立しようとして、みんなダメになって…」と“辞めジャニ”への圧力にも触れた。
すると、堀江氏が「郷ひろみさんは奇跡的に助かりましたもんね」と、歌手・郷ひろみのキャリアに言及。郷は1971年にジャニー氏にスカウトされて同事務所に入所し、すぐに大ブレイクを果たすも、わずか4年後の75年にバーニングプロダクションへ移籍していた。
これにたけしは「バーニングのおっかない所に行ったから。おっかない者同士でやってた」と、芸能界で強い権力を持つとされるバーニングへの移籍が功を奏したと分析し、堀江氏は「おっかない者同士でね(笑)」と笑いながら聞いていた。
「郷は入所直後から、合宿内で唯一ジャニー氏と同じ食事メニューが与えられるという別格のVIP待遇を受けるお気に入りタレントでした。入所翌年には、NHK大河ドラマでの俳優デビューに加え、ジャニーズ初のCDソロデビュー、さらには日本レコード大賞・新人賞の受賞など、とてつもないスピードでスターへの道を邁進。さぁこれからというタイミングでの退所を決意し、本来ならば『干すぞ!』とされそうなものですが、ジャニーズ自体のパワーや影響力がそれほど確立されていなかったことも幸運だったといえるでしょう」(テレビ誌ライター)
もちろん、郷ひろみという逸材が備えていたスター性やアーティストとしてのストイックな姿勢があってこそ、そのキャリアが輝き続けた理由であることは確かだろう。
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Source: 芸能トピ