民放キー局の今春の改編では、テレビ離れへの強い危機感から、若者らをターゲットに据えた番組を新たに投入する。また全局で、放送とほぼ同時にインターネット経由で番組を視聴できる「同時配信」が11日から本格スタート。配信に適した短めの番組を増やし、ネットユーザーの呼び込みを図る。 (上田融)
ドラマでは、フジテレビとテレビ東京がドラマ枠を増やす。ともに配信を意識した対応という。
フジ系は水曜10時を新たなドラマ枠とし、プライム帯(午後7~11時)のドラマが3本から4本に。第1弾は、不良少年が「普通の高校生になりたい」と、健全な高校に入学する脱ヤンキーコメディー「ナンバMG5」で、主演は間宮祥太朗。担当者は「若年層を意識しており、配信戦略にかなう枠」と説明する。
伝統の「月9」には弁護士役の綾瀬はるかと、大泉洋演じる謎の男が数々のミステリーを解く「元彼の遺言状」を投入する。
テレ東は深夜ドラマを1枠増やし、週8枠にする。「テレ東といえば深夜ドラマ、と言ってもらえるようにしたい」と担当者。
ハナコの岡部大が修行僧役でドラマ初主演する「しろめし修行僧」は、「白米に合う最高のおかずは何か」に迫るグルメドラマ。ひとりの時間を楽しむ女性が主人公の「ソロ活女子のススメ2」は、引き続き江口のりこが主演する。
日本テレビ系は、「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」で、連ドラ初主演の今田美桜扮(ふん)する“ポンコツ新入社員”が出世を目指す。
テレビ朝日系は、女装した家政夫(松岡昌宏)が派遣先の家庭に巣くう“根深い汚れ”までもスッキリと落とす「家政夫のミタゾノ」が第5シリーズに突入。
TBS系日曜劇場は、嵐の二宮和也主演の「マイファミリー」。娘を誘拐された夫婦が、警察に頼らずに闘っていく物語で、妻役は多部未華子が務める。
2022年4月3日 07時17分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169475
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Source: 芸能トピ