1: なまえないよぉ~ 2022/01/07(金) 22:29:26.62 _USER9
自分にとってジャガーXJ-Sコンバーチブルこそが、わが人生のクルマのクルマです
ジャガーXJ-Sコンバーチブル(1991年型)
クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、テレビ、映画、舞台で大活躍の俳優、仲村トオルさん。25歳のときに新車で購入したジャガーに30年間乗り続けてきた。同じクルマに乗る『エンジン』編集部のアライが、ジャガーを愛する理由を聞きました。
◆30年、ともに走ってきたクルマ
クルマ好きの人に話を伺うのは楽しく、この仕事をしていて良かったといつも思う。とりわけこの日は特別だった。取材相手は私の愛車と同じクルマに乗る人だったからだ。自分の愛車、1992年型ジャガーXJSコンバーチブルに乗って撮影現場に向かった。
自分のクルマを使って撮影アングルなどを考えていると、グレー・メタリックのジャガーXJ-Sコンバーチブルが静かにやってきた。ボディ・カラーも私と同じだ。降り立ったのは俳優の仲村トオルさん。長身の仲村さんがジャガーの横に立つと、車高がよりいっそう低く見える。
「今日、エンジンの取材なのでこれを持ってきました」
そう言うと、ポケットの中から「ENGINE」とロゴの入ったアーミーナイフを取り出した。以前に定期購読者向けにプレゼントしたものである。仲村さんは創刊からずっと本誌の愛読者で、私が同じクルマに乗っていることも知っていた。仲村さんにとっても同好の士から取材されるのは特別なことかもしれない。
仲村さんのジャガーXJ-Sコンバーチブルは1991年型。いわゆる前期型で、マイナーチェンジを受けた私の後期型とはテールライトなどの形状が異なる。
仲村さんは25歳のとき、新車で購入した。
「20代前半だったと思います。時代劇に出演したときに、京都の撮影所に大先輩の若山富三郎さんがジャガーXJ-Sコンバーチブルに乗って登場されたんです。色は黒だったと思います。なんてカッコイイんだろう! と思いました」
バブルの頃で同世代の俳優たちのなかにはメルセデス・ベンツやポルシェに乗っている人もいた。でも、自分にジャガーは時期尚早なんじゃないかという気持ちもあったという。「当時はトヨタ・スープラに乗っていました。新型トヨタ・ソアラのカタログを見てカッコイイ! と思い、ソアラにしようかな? と」
◆舘ひろしさんの何気ない一言
ソアラではなく、ジャガー購入のきっかけになったのは、『あぶない刑事』で共演していた舘ひろしさんの何気ない言葉だったという。
「当時、舘さんはパリからニューヨークに行くときに必ずコンコルドに乗るとおっしゃったんです。舘さんのような若い日本人がコンコルドの機内に入ると、“飛行機間違えてるよ”と、ほかの乗客に言われたりする。それでも、コンコルドに乗る。ずっと分不相応だとか、生意気だと言われることをやってきたけど、そうやって背伸びしていると、いつの間にか自分の身の丈もそれに合っていくんだというようなことを言われたんです。なるほど。自分もジャガーを買っちゃおうかなと」
当時いろいろとうまくいかないことが重なったのも、ジャガー購入の動機だったと言う。
「若山富三郎さんのクルマを見たときは、いつか自分を褒めてあげられる仕事をしたときのご褒美として、このクルマを買おうと思ったんです。でも、欲しいと思っているものを手に入れることで、まるでいいことが起きたような気分に自分を仕向けられる。そんな期待もありました」
あこがれのクルマは想像以上にステキだった。
「当時の僕としては大人のクルマという感じがしました。運転席に座るだけで、地続きの日常とは違う世界を感じることができた。ソフトな乗り心地などは、30年経ったいまでも変わりません」
いまでも撮影現場に乗っていくことが多く、オドメーターは20万kmを超えている。故障も人に言われるほどはなかった。とはいえ、撮影現場が河原だったり、未舗装路が続く山の中だったりするときのために、常にもう1台4WDを持つようにしている。スバル・レガシィ・ツーリングワゴン、三菱パジェロ、日産ステージアなどを乗り継ぎ、現在はメルセデス・ベンツR350 4マチックを所有している。
1/7(金) 12:10配信
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6414562
https://i.imgur.com/PmM1qNI.jpg
https://i.imgur.com/RJXCjND.jpg
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Source: 芸能トピ