12月に東京・渋谷でオープン予定のオムライス店「オムサコライス」を監修する宮迫博之(53)。焼き肉店に続き好調な飲食店事業とは裏腹に、YouTubeの再生回数が伸び悩んでいる。
宮迫博之の”実家の味”も…お好み焼き、たこ焼き、焼きそば「粉もん店」がいま次々と倒産しているワケ
「’19年11月にチャンネルを開設すると、コロナ禍が追い風となって動画は100万回再生を連発しました。芸人仲間や人気ユーチューバーとのコラボ動画も好評でしたが、現在はネタ切れのようで10万回再生を超えない動画も珍しくありません」(制作会社ディレクター)
石橋貴明(62)も人気ディレクターで盟友のマッコイ斉藤(53)とタッグを組み、YouTubeに活路を見出したものの、最近は100万回再生を超えるヒットをほとんど出せていない。前出の制作会社ディレクターは「最初から予想された結果」だと指摘する。
「YouTubeのメイン視聴者である若い世代は、彼らの全盛期を知らないですからね。最初は40代以上の世代が懐かしくてチェックしていたけど、すぐに飽きた。伸び悩むのは当然でしょう」
一方、同時期にチャンネルを開設した江頭2:50(58)の動画は、現在も数百万回再生を連発している。
「ひとえに彼本人のキャラクターによるもの。オワコン化した石橋や不祥事で退場した宮迫と違い、江頭はコンプライアンス強化によってテレビで起用しづらくなっただけ。東日本大震災の時にはひっそり現地で支援活動を行うなど、真面目で熱い人間性が広く支持されています。人柄の良さに加えて、YouTubeなら可能な過激なネタ、エガちゃんがスタッフに振り回される面白さが若い視聴者に刺さっているんです」(放送作家)
YouTubeで支持されるためには、「石橋や宮迫にはないスピード感が大事」だと、動画編集スタッフは言う。
「『さらば青春の光』のチャンネルでは、『ハライチ』岩井勇気(37)の18歳差婚をすぐさま取り上げてイジり倒していました。『チョコレートプラネット』の長田庄平(43)は、自身が歌手の瑛人(26)に似ていると言われるや、即、ヒット曲『香水』のパロディを自分のチャンネル内で配信しています。ネットでの流行り廃(すた)りのサイクルは異常に速く、YouTubeでは″先にやったもん勝ち″みたいなところがある。ところが、プライドが邪魔するから芸人は二番煎じをやりたがらない。スピードは相当大事なのですが、大御所は腰が重くてネットの流行りにも疎い……」
YouTubeやTikTokでの再生回数は「テレビ番組のキャスティングにも直結する」と前出の放送作家は言う。
「サムネイルが面白くてバズりまくっている『ジェラードン』、ショート動画で再評価された『ラバーガール』が最たる例ですが、今やSNSや動画のフォロワー数、再生回数は芸人の″能力値″のようなもの。スポンサーもネットのバズりを重視しています。逆に動画の再生回数が伸び悩んでいる石橋や宮迫はあらためてオワコンのレッテルが貼られてしまっている。大御所のYouTube参入は両刃の剣でもありますね……」
YouTubeに参入したタイミングこそ早かったが、このままでは石橋と宮迫の退場も早まりそうだ。
FRIDAY 12/12(火) 10:00
『FRIDAY』2023年12月8・15日号より
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Source: 芸能トピ