『ブラック・ジャック』高橋一生でドラマ化 当初は菅田将暉が主演の予定、“カネで命を救う”の価値観と不一致で降板か

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1: なまえないよぉ~ 2023/12/09(土) 09:05:23.71
「正義か。この世にそんなものはありはしない」──これは、手塚治虫の大ヒット漫画『ブラック・ジャック』の名台詞のひとつ。無免許ながら天才的な技術を持つ外科医、ブラック・ジャックこと間黒男が信じるのは、生命の神秘のみ。生命の前に正義も悪も関係ない。ゆえに手術代として莫大な報酬を求めることに何ら抵抗もない──。

 ブラック・ジャックで描かれるのは深い人間模様だ。アウトローで無免許医の主人公が、現代の医療や社会の課題にも通ずる本質的な問題を浮き彫りにする。

「2023年に連載開始50周年を迎え、全国でさまざまなイベントが開催されていますが、そのフィナーレとも言える、スペシャルドラマの制作が進行中です。この12月に京都にて撮影が行われたようです。でも、本来なら2022年の秋には撮影が始まっていたはずなんですけどね」(テレビ局関係者)

 1年以上の“撮影遅延”。その理由はキャスティングにあったようだ。『ブラック・ジャック』はこれまでにも何度も実写化され、宍戸錠さん(享年86)、加山雄三(86才)、本木雅弘(57才)など名だたる俳優が主人公を演じてきた。今回の主演は高橋一生(42才)だというが、当初は違ったという。

「2022年の夏前の段階では、菅田将暉さん(30才)が主演だと聞いていました。ところが、菅田さんサイドから“降板”の申し入れがあったようです。どうも彼の考えが、作品の方向性とそぐわないとかで」(前出・テレビ局関係者)

 前述の通り、ブラック・ジャックはどんな困難な手術も成功してみせる一方で、目が飛び出るほどの手術代を要求する。ここの価値観に不一致があったようだ。

「新型コロナやウクライナ情勢などを目の当たりにし、自分の持つ医師像とブラック・ジャックが異なって見えたそうなんです。特に“カネで命を救う”という部分が引っかかったとか。もちろん、ブラック・ジャックはカネのためだけに手術をするわけではないし、そんな浅い物語じゃないことは菅田さんも理解しているのでしょうが、ひとたび疑問を抱いてしまったことで、“もう自分の作品にはできない”と思ってしまったそうです」(前出・テレビ局関係者)

 菅田といえば、2022年1月から7月頃まで、俳優業を休業していた。

「あらゆる役をこなす中で精神的に疲れ、不眠状態が続いたこともあり、休むことを決意したのだそうです」(芸能関係者)

 彼にとって、いいリフレッシュになったのだろう。復帰後は仕事も順調。なかでも2023年9月に公開した映画『ミステリと言う勿れ』は、興行収入40億円超の大ヒットとなった。

「菅田さんの演技は相変わらずお見事でした。でも復帰後、仕事に対するスタンスが明らかに変化しているように見えました。これまでは“仕事だから”と割り切っていた部分も、“本当に自分がやりたいものか”としっかり吟味するようになったそう」(映画関係者)

 菅田なりに熟考し、ほかの出演者やスタッフにも配慮して自ら退いた、ということなのだろう。紆余曲折がありながらも、突然のオファーを引き受けた高橋によって実現した、今回の作品。

「キャスティングの変更はよくあること。いまは高橋さんを中心に現場はいい緊張感を保ちながら進んでいる。高橋さんは原作をかなり読み込み、理解を深めて役に臨んでいると聞いています。見応えのある作品になりそうです」(ドラマ関係者)

 高橋はまさにブラック・ジャックさながらの救世主だったようで。

※女性セブン2024年1月1日号
2023.12.09 07:00  女性セブン

https://www.news-postseven.com/archives/20231209_1925962.html?DETAIL

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Source: 芸能トピ

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