調査委員会のメンバーは6人、旧ジャニーズ事務所(現在SMILE-UP.)と利害関係のない役職員4人と元検事の弁護士2人となっている。調査期間は5週間、調査対象は2000年から現在までの関係者(役職員、元役職員)で139人にアンケートを行い、125人に個別ヒアリングを行った。
「事実関係と背景」では「アイドルグループA氏の事件~『Aメンバー』との呼称で報道した経緯~」について説明。01年8月24日に旧ジャニーズ事務所のアイドルグループメンバーが乗用車を違法駐車し、警察官から免許の提示を求められたが、無視して車を発進させ、女性巡査に軽いケガを負わせた事件が発生。Aは道路交通法違反や公務執行妨害で逮捕された。Aは送検されたが、裁判所は勾留請求を認めず。Aは同26日に釈放され、その後9月21日に起訴猶予となっている。
TBSは逮捕直後は「A容疑者」と報じていたが、釈放後には「Aメンバー」という呼称に変更していた。報告書では当時の警視庁キャップの証言として「A氏の釈放後、社会部デスクと電話で協議し、最終的にはデスクが『Aメンバー』との呼称で報じることを決めた。釈放後に報じる場合は肩書きで報じるのが原則となっているが、A氏の場合、適当な肩書きが見つからず、だからといって『容疑者』や『さん』で報じるのも違和感があったのでメンバーという肩書きで報じることになった」と伝えた。編成局員も「報道の判断で『メンバー』になった。『さん』『氏』という候補もあった」と話したという。報告書は「呼称の決定に関してジャニーズ事務所への特別な配慮や、編成局など他部署が介入した事実は認められなかった。」とした。
呼称が「メンバー」となったことについては、2000年5月にお笑いグループのリーダーが強制わいせつ容疑で書類送検された際にも「リーダー」という呼称で報じていたと例示。「メンバー」についても、通常の運用と照らし合わせ「特別な配慮が原因だったとは考えられない。」と結論づけた。
呼称については、当時他の局も同じように「メンバー」と報じていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94681a47594ce79f44d1e0c6d8f91667a0978ee4
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Source: 芸能トピ