「ある夜、午前1時、夫が“中庭にポリスがいる!!”と。4人のポリスが中庭を色々と見ていたようです。誰かが怪我をしているとか、何か被害があったというような感じではなかったのですが、結局、落ち着かないまま朝になってしまいました」と、深夜に自宅の中庭に警察官がいることを夫が発見したという。
「朝になって状況が分かりました。24時5分、男2人が通り沿いの入り口のドアの釘か何かを外し、中に入ってきました。建物のエントランスに入ってくる前に、セキュリティ会社からの警告があり、すぐに逃げていったそうですが…そこから30分後に警察がやってきました」と、男2人の不法侵入者がいたことが、翌朝に明らかになったと明かした。
「勿論、建物のオーナーさんはさらにセキュリティを強化するし、私たちも今まで以上に気持ちを引き締めなければなりません。でもやっぱり怖い…」と、不安な胸中を明かし「治安が悪化しています」と現状報告。「もともと、スリや窃盗は多く、観光で訪れていた時から、“ここは日本じゃないんだ!!”という気持ちを持って旅行を楽しんでいました。住んでからはさらに意識をし、緊張感を持っていましたが…それでも嫌な思いを何度かしています」と、パリでの出来事を振り返った。
中村は「息子がまだ赤ちゃんの時、体調がすぐれない時に公園で出会った、他のご家庭のお子さんたちも見ているシッターさんに、何度かお願いをしました。結果的に彼女は被害届が”山のように”出ていた窃盗犯だったのです…」と、依頼したベビーシッターが、まさかの窃盗犯だったことを告白。自身の財布から金がなくなっていたことに気付き、発覚したという。
中村はその場で警察に電話。しかし、「いや~マダム。僕たち忙しいから、目の前に窃盗犯がいるのならあなたがここまで連れてきてくださいよ!」とあしらわれてしまった。
「ショックのあまり呆然。赤ちゃんの息子を抱っこして、どうやってこの人を警察署まで連れて行くの?結局、逃げられました。というか、逃げるのわかっていたけれども、1人でどうにもできなかった…」と振り返り、「お財布の現金だけでなく、他にも色々とやられていたことがわかり、もう涙も出ないほどに怒りと悲しみと悔しさでいっぱいでした」と回顧。「被害届を出しに行ったときに、警察官から謝罪をされました。“被害届が多く出ている常習犯で、実は私が担当しているんです。あなたが電話をした時に誰かが駆けつけていれば捕まえられたのに”と」と、後日警察官から謝罪されたと明かした。
中村はほかにも、カフェで少女に携帯電話をすられてしまった出来事を明かし「コロナ禍以降、残念ながらさらに犯罪は増えました」とため息をもらし「よくスリにあうのは日本人だから、観光客だから…って思われるかもしれませんが、本当にフランス人も多く被害に遭っていますし、“なぜ、国は、パリ市は何もしないのだろう”と誰もが思っているはずです」と現状に嘆き。
「少なくとも、友人知人たちとはよくその話をしています。自衛をするしかありません。配送やデリバリーを装っての強盗も頻発しています」と漏らし、「空港からパリ市に向かう環状道路では、渋滞中にタクシーなどの窓ガラスを割って、手荷物を取られたりします。荷物はトランクに全て入れるか、シートの下に見えないように置くか。絶対に膝の上に置かないでください。高価な時計は今、真っ先に狙われます」と注意を呼びかけた。
電車内ではカバンを服の下に隠し、絶対に携帯電話は出さないとも。「もしかしたら、なんでもないのかもしれませんが、本当に子供のスリが多いのでこれも自衛です」と呼びかけ、「なんだか…嫌なこと沢山、書いてしまった…フランスに限らず、勿論、日本でも日々、さまざまな事があります。改めて気を引き締めて生活をしないと!!とこの夜中の出来事で思ったのです」と、決意を新たにしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bbefbc81e96295f1ae4f1ddd040b2c302a7404e
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Source: 芸能トピ