「印象論で『ジャニーズばかり』と批判されていますが、実際の『紅白』はアミューズが支配しています。昨年はIVEとSaucy Dogが初出場したほか、福山雅治と星野源は大御所扱いのVIP待遇。Perfumeはヒット曲がないのに16回連続出場の聖域扱いで、紅組・白組双方に歌手を送り込んでいます。
特別枠にいたってはアミューズ枠と言ってもよく、創設16年のうち、サザンオールスターズと桑田佳祐だけで5回も出演。2017~18年はサザンと桑田が別名義で連続出場、昨年はコラボ枠として桑田が出場しています」(レコード会社関係者)
この最大の象徴とも言えるのが大泉洋だ。彼は2020年から昨年まで3年連続で司会を務め、今年は歌手として初出場を果たす。
「当然ながら、大泉にヒット曲はない。司会では飽き足らず、歌手として出場させるあたり、異常なねじ込みと言えるでしょう。似たような動きは、朝ドラ主演の清原果耶が審査員出場した21年にも見られる。
今年前期の朝ドラ主演もアミューズに所属していた神木隆之介、来年の大河ドラマは吉高由里子ですし、もはや紅白ではなくNHK自体がアミューズとズブズブです」(芸能ジャーナリスト)
実数を見ると、昨年の紅白はジャニーズ6組に対し、アミューズ5組とほぼ変わらない。レーベル別に見ると、ソニーミュージックが最多の13組で、ユニバーサルミュージックが8組と続く。
ジャニーズという隠れ蓑がなくなって…
ジャニーズが消えた今年、Perfume、エレファントカシマシ、大泉、福山、星野の5組を擁するアミューズは、ダントツの最大勢力だ。また、事務所は異なるものの、K-POP関連としての括りでは、日韓合同グループ含めて実に6組にものぼる。
世間ではジャニーズばかり注目されるが、音楽事情に敏感なファンは現状に気付いているようだ。
ネット上には、《ジャニーズは多すぎと言われるけど、他の事務所だと言われない不思議》《ジャニーズ枠がなくなった今、アミューズ枠がモヤモヤする》《旧ジャニーズは出禁にして、アミューズには忖度》《何でエレカシ紅白出るんだろうと思ったのだがアミューズ枠か》などと疑問が噴出している。
特に大泉の好待遇は、《この前SONGSで披露したのはアリバイ作りだったか》《ジャニーズ消えても癒着だらけの構図・体質は何ら変わらない》《NHKとアミューズの力で紅白出場できる大大大スター大泉洋様。今や紅白の価値なんてない》などと冷たい視線を浴びている。
「耳にタコができるほど叫ばれていた『紅白はジャニーズだらけ』という批判は、本当にただの印象論に過ぎない。事務所別に見ていけばそこまでではないし、パワーが如実に表れる司会・特別枠といった部分からは、アミューズが力を持っているのが明白です」(同・ジャーナリスト)
ジャニーズは弾除けに過ぎなかったのだろうか。
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Source: 芸能トピ