2019年に放送された同ドラマで、木村はパリの一流レストランで修業を積んだ主人公のシェフ・尾花夏樹を演じた。また、グルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」の編集長役はモデルの冨永愛(41)が務めた。
5日放送のラジオ番組「木村拓哉 Flow supported by Spotify」(TOKYO FM)には、その冨永が登場。もちろん、トークは同ドラマの話に展開したのだが、実は編集長役は独特なキャラクターだったため、なかなか演者が決まらなかったという。
木村は「(編集長役は)いてくれるだけでワールドワイドっていう空気感がないと、つまらないキャラクターになるなと僕は思っていた」。続けて「ダメ元で『あの…冨永愛さんとか聞いてもらっていいですか?』って聞いて。『なるほど~』ってプロデューサーも理解してくださって。愛ちゃんのところにお話がいってくれて、引き受けてくださった」と明かし、冨永のキャスティングを「本当ドンピシャでしたね」などと自画自賛したのだ。
だが、制作会社関係者はこう苦言を呈する。
「制作過程を話すのは勘弁してほしい。受け取り方によっては番組プロデューサーが木村の都合のいいようにドラマを作っているようにも聞こえてしまう」
故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡ってテレビ各局の忖度の実態が明らかになっているだけに、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の売れっこタレントがキャスティングに口を出す行為は誤解を招きかねない。NHK大河ドラマ「どうする家康」で主演を務める嵐の松本潤も、演出やキャスティングに口を出していたことが「週刊文春」に報じられている。「どうする――」に出演が内定していたSnow Manの宮舘涼太に対して「まだ大河に出る器じゃない」と拒否したとされ、心証が悪い。
「今回、『グランメゾン――』のプロデューサーは良い案と思い、冨永も快諾したのかもしれないが、キムタクに言われれば、むげにできないのも事実ですからね」(同)
TBS局員の中には「はっきり言うと、ラジオではしゃべらないでほしかった」と話す人もいる。
「グランメゾン――」は映画化が計画され、来年4月にもフランスで撮影を行う予定だという。体調不良で活動休止していた女優・鈴木京香の復帰作になるとも言われている。撮影を楽しみにしているとされる木村は、うっかり口が滑ったのかもしれないが、局内からは思わぬ不評を招いてしまったようだ。
2023年11月6日 05:00
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Source: 芸能トピ