藤本は、レギュラー番組こそ持っていないものの、ひな壇の片隅から声を張り上げる「ガヤ芸人」として多くのバラエティ番組で活躍を続けてきた。
そのガヤの1つ1つが番組内で大きく取り上げられるわけではないが、よくよく聞いてみると出演者や対象物に関連する細かい情報を話していたりして、面白くて精度も高い。藤本のガヤはそれだけで1つの「芸」と呼べるレベルにある。
■絶え間なくガヤを入れるフジモン
私自身も取材でバラエティ番組の収録現場を見学した際、噂に聞いていた藤本のガヤを生で聞いたことがある。彼は、VTRが流れている間も、スタジオでトークが展開されている間も、絶え間なくガヤを入れ続けていた。あとでオンエアを確認してみると、そのほとんどは編集でカットされて使われていなかった。
しかし、スタジオに流れ続ける彼のガヤは確実に現場の空気を温めて、番組全体の盛り上がりに貢献していた。あってもなくても成立はするが、全くないとどこか物足りない。ガヤというものは、番組収録においてベース音のような役割を果たしていたのだ。
また、藤本は30年を超える長いキャリアを持つ中堅芸人であるにもかかわらず、どこか後輩からも低く見られるようなスキを残しているところがある。そういうなめられる要素があるからこそ、いまだに若い芸人やタレントとも横並びでひな壇に座ることができているのだろう。
■ひな壇芸人のトップ
かつて「ひな壇芸人」の代表格と言われていたのは、品川庄司の品川祐だった。しかし、彼は生来の嫌味っぽい性格と鼻っ柱の強さがあだになり、不人気のために仕事を減らしてしまった。
最近では「ひな壇芸人」という言葉自体を耳にする機会もほとんどなくなったが、事実上、そこで長くトップに近いポジションにいるのは藤本だったのではないか。
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10/21(土) 11:32配信
AERA dot.
当て逃げで当面活動を自粛している藤本敏史
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e4cdba02f6848ea11b6cf14797cea06342d245
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Source: 芸能トピ