荒ぶる記者をたしなめた井ノ原快彦副社長(47)だが、「指名NGリスト」の存在が発覚。現在、ジャニーズ事務所内では上層部への不信感が渦巻いているという。
「2回目の会見で、現在所属するタレントの専属契約を解除、エージェント契約に移行することが発表された。タレントたちには会見前にそのことが説明されており、岡田准一(42)は、そこで退所の意思を伝えたようです。彼のように、個人で独立しても仕事があるタレントの場合は、現事務所に固執するメリットがもうありません」(芸能事務所関係者)
◆事実上のクビ宣言
専属契約の解除、と聞くとタレントにとっては活動の自由度が高まるように思えるが、実際は冷酷な決定であるようだ。
「若手にとってのエージェント契約は、事実上のクビと言っても過言ではありません。バーター出演は絶望的で、先輩の人気にあやかっても仕事がもらえなくなる。実力だけで勝負できる世界ではない。『嵐』や『関ジャニ∞』は大丈夫でしょうが、『KAT-TUN』は、テレビ局との繋がりがある中丸雄一(40)の頑張り次第でギリギリ。
『Hey! Say! JUMP』や『Sexy Zone』、『ジャニーズWEST』、『SixTONES』など営業力の弱い中堅グループは事務所との対等な交渉などできるわけもなく、マージンを搾取されるだけの奴隷契約になりかねない」(テレビ局関係者)
関西出身の『ジャニーズWEST』や『なにわ男子』は、『関ジャニ∞』のメンバーを代表とした会社の所属になり、団結すれば、事務所と対等に交渉できるとの見方もあるという。すでに他のグループではさまざまな軋轢(あつれき)が生まれている。
◆中堅の移籍と分裂
「『嵐』の櫻井翔(41)が報道番組を降板することになりました。ジャニーズを辞めて『嵐』を脱退すれば、櫻井はキャスターをできるかもしれない。ただ、グループ復活を期待する多くのファンクラブ会員が退会してしまい、月数百万円の収入を失います。大野智(42)の脱退を阻止するための活動休止でしたが、音(ね)を上げるのは櫻井なのでは……」(同前)
また、今回の騒動によって、事務所から離れられなくなった人物がいる。
「国分太一(49)を役員にすることが検討されています。すでに子会社化している『TOKIO』はグループごと独立してもやっていけるにもかかわらず、国分が役員になれば事務所を見限るわけにはいかなくなる。井ノ原が副社長になってもタレントを引退しないように、国分も退路は持っておきたい。城島茂(52)と松岡昌宏(46)も国分を見捨てないでしょう」(前出・芸能事務所関係者)
他にも、人気メンバーの単独移籍によるグループの崩壊も予想される。
「『Hey! Say! JUMP』は山田涼介(30)、『Kis-My-Ft2』も玉森裕太(33)以外はほぼ仕事がない。収益を出すにはテレビ出演と音楽活動に頼るしかないが、CMやドラマに出演できる玉森や山田が単独移籍すれば、残りのメンバーは食っていけないでしょうね」(大手広告代理店関係者)
年収2000万円を超えるタレントは全体の2割ほどと言われるジャニーズ事務所。今後、タレントらは事務所に抜かれていたマネジメント料を含めた収益の全額を知ることとなる。高給取りの筆頭である木村拓哉(50)は、独立すれば自由にできるうえ、手元に残るお金も増える。移籍しても、今より待遇が下がる可能性は低い。稼ぎ頭たちの流出を防ぎ、他は体よく切るつもりだろうが、そんなに上手くいくとは思えない。事務所は身を縮め、逆風を乗り切る考えだという。
「現在、デビュー組だけで約100名のタレントを抱えている。マネージャーなどのスタッフはタレントたちの新会社に引き取らせ、事務所本体の従業員数を3分の1ほどに減らすつもりのようです。乃木坂にある本社ビルも必要なくなり、売却に踏み切れる」(レコード会社関係者)
経営陣には、太り過ぎた帝国を綺麗にたたむ手腕が求められている。
『セクゾ』『キスマイ』は仕事ゼロ危機…窮地のジャニーズ「生き残るタレント」「食えないタレント」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a415f116b1c0b2515150a447de215db1a2f6716
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Source: 芸能トピ