同番組では「検証 ジャニーズ事務所とTBS」と題し、報道局、制作局、事務所との窓口になった編成局の社員や元社員80人以上に取材。膳場貴子キャスターは特集の冒頭「TBSはジャニー喜多川氏の性加害について、イギリスBBCが報じた後の今年4月まで報じてこなかったわけですが、その背景には何があったのでしょうか?」とまず話した。
2012年10月、ジャニー氏が運転する乗用車が軽自動車に追突、相手の男性が軽傷を負う事故があったが、一部の新聞社はこの事故を報道もTBSは事故の事実をつかんでいながら報じなかったとした。
この点について、TBSの記者は警視庁の取材で事実を把握。昼のニュース番組で報道すべく原稿を執筆した。昼のニュースの責任者は6番目のニュースとして報じるつもりだったが、最終的には欠番となり、放送されなかった。
当時、現場にいた複数の報道局員がジャニーズとの窓口になる編成部の担当者が報道局の幹部と話していたと証言。今回の取材に当時の報道局員は「納得できなかった。忖度そのものだと思った」と証言。当時の報道局幹部は「ニュースとして報じるかどうかは様々な要素を勘案して決めている。ジャニーズ事務所は面倒くさいという思いや事務所と日々向き合う編成部への配慮がニュースとして報じるかどうかを判断する様々な要素の一つになったのは間違いない」と返答。
「この頃、有名人が起こした軽微な事故を報道することが続いていて、幹部間でそれに疑問の声が上がっていた。有名人だからと言って、一般の人なら扱わないような事故を扱うのはどうかという意見があった」とも答えた。
TBSが性加害問題を初めて報じたのは4月22日放送の「news23」だった。
2023年10月7日 19時52分
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Source: 芸能トピ