「VIVANT」では阿部寛演じる警視庁公安部・野崎の相棒・ドラム役を熱演。劇中では一切声を発することなく、翻訳機を使って、声優・林原めぐみの音声と愛らしい表情で感情を伝える姿が「可愛い」「癒し」と大きな反響を呼んだ。
この日はドラマ放送以後、テレビ・ラジオ通じて初の声出し。「富栄ドラムです。よろしくお願いします」とあいさつすると、パンサー・向井慧らは「そんな声だったんだ」「素敵な声でいらっしゃいますね」と騒然。「林原めぐみさんのカワイイ声が皆さんのイメージなので、本当に僕の地声で大丈夫なのかっていう不安があります」と語った。
大相撲の力士として活動後、俳優を目指して29歳で引退。「VIVANT」のエキストラオーディションで福澤克雄監督の目に留まり、ドラム役に抜てきされた。しゃべらない役だったが「よかった。ド素人でセリフもうまくしゃべれるか不安だったんで、セリフなかったら何とかいけるんじゃないかと思って」と安ど。自分の出番以外の撮影現場も見学し、主演の堺雅人からセリフの発声法を教えてもらうなど豪華な俳優陣から多くのことを学んだという。
「役者のみなさんに色んなご指導頂いて、僕が個人的に疑問に思ったことも、いつでも相談に乗ってくれる優しい人達に囲まれてた。スタッフの方達も本当優しくて、僕を教育する方向にみんなが動いてくれたんで、そのお陰でドラムっていう役ができたんじゃないかなっていう感謝の気持ち」と語り、今後については「色々チャンスを与えて頂けるんで、これと決めずに与えられたことを全力でやれば、今回みたいに自分では気づかなかった一面をほめてもらえるようになると思ってるんで、とりあえず目の前のことを一生懸命やりたいなと思います」と話していた。
2023年9月26日 13時4分
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Source: 芸能トピ