まず10位に登場したのは、大阪市港区の「南市岡11番街」。モロに昭和感が漂う寂れた商店街で、26店舗中15店舗がシャッターだった。全盛期は大いに賑わったというが、1980年代末から1990年代にかけて大型ショッピングモールができたことで、客が激減。15年ほど前からシャッター商店街になったと、商店街にある喫茶店の店主が証言した。
第6位はダウンタウンの地元、兵庫県尼崎市の「三和市場」。ここは1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、遠方客が激減したという。
ビジュアルで視聴者の度肝を抜いたのは第5位、宮崎県宮崎市の「青空ショッピングセンター」。その中心部の建物は築70年以上で老朽化しており、今年7月の大雨により一部が倒壊して、ほぼ廃墟のようになっている。
そして1位は、岐阜県柳ケ瀬市の「スタープレイス柳ケ瀬商店街」。188店舗中、159がシャッターで、シャッター率は84.6%だった。もともとは花街で、長らく歓楽街として栄えたが、状況が一変したのは2012年。岐阜国体が開催されるのに合わせ、街の“浄化作戦”がおこなわれ、すべての風俗店が消滅、それとともにシャッター商店街に変貌してしまったという。
放送後、X(旧Twitter)では「シャッター商店街」がトレンド入り。SNSでは
《シャッター商店街特集、水ダウの社会派枠って感じで良かった、ギャラクシー賞の可能性ある。日本の衰退を感じるなんだか寂しい説だった》
《とあるシャッター商店街は10年前の浄化作戦で風俗店が撤去され、連鎖的に近くの飲み屋や花屋や関連施設が潰れていった。そして結果的にシャッター商店街に…水清ければ魚棲まず…》
《時代の流れなら仕方ないけど、岐阜の場合は自ら消滅させた点が悲しい。岐阜に限らず、国体とかオリンピックとかサミットの度に浄化作戦するのはやめてほしい。誰に見栄はってるのか。それによって消えた街の灯は戻らない》
など、番組の感想がみられる。
「商店街が衰退していった理由の多くは、大型ショッピングモールなどができて、時代にとり残されたこと。また、権利関係をめぐって再開発が進まないところも多い。例えば、ランキングにも出てきた宮崎の『青空ショッピングセンター』の場合、商店街の土地には所有者が84人いるものの、そのうち20人ほどは所在がつかめないため、建て替えの同意が得られないということです」(週刊誌記者)
https://smart-flash.jp/entame/253493/
2023.09.21 17:40
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Source: 芸能トピ