<以下ネタバレ有り>
前回の第8話は表向きは「丸菱商事の社員」という肩書で、その実態は自衛隊の精鋭部隊「別班」の一員・乃木は、幼い頃バルカ共和国で生き別れ、現在はテロ組織「テント」のリーダーとなった実の父「ノゴーン・ベキ」と会うため、テントへの潜入作戦をともにしていた別班の仲間を銃撃し“裏切り”、テントのアジトへ潜入。乃木はこれまで探し続けていた父とようやく対面したが…という展開だった。
第9話では、ベキの過去が明らかとなった。バルカ共和国に表向きは農業使節団の技術職として訪れ、裏ではスパイとして潜入していた乃木卓(林遣都)。そこでノバク村の荒地を一面畑にしたことにより、「緑の魔術師」という意味を持つ「ノゴーン・ベキ」と感謝された。
その頃に息子・憂助が生まれたという。だが、3歳になった時、イスラム武装組織が活発化したという情報を入手し、スパイ活動を行った。だが、時すでに遅く、民族間の均衡は崩れており争いはバルカ共和国全土へと広がっていた。さらに、スパイが潜入していることを勘づかれていた。
武装化した組織が各地の村を支配しており、その手はノバク村にも。襲撃を受けた際に、クローゼットの奥へと隠れて難を逃れた妻・明美(高梨臨)と憂助。卓はすぐに公安の仲間に連絡して3人で逃げた。仲間からは指定の位置にヘリコプターを飛ばすと伝えられた。
だが、ヘリコプターが迎えに来ると同時に武装組織にも見つかる。卓は大きく手を振って「急げ」とヘリコプターにアピールするも、直前で進路を変えて引き返していった。その当時をベキは「見捨てられたんだ」と悲し気な表情で振り返る。また、仲間は飛行許可証を偽造してまで救出しようとしたものの、指揮官の命令で引き返す指示があったと後で知ったことを明かした。
そして、武装組織に捕まった卓は憂助を連れていかれた。また、憂助を奪い返そうと追いかけた明美は左肩を銃で撃たれた。その後、捕まった卓には情報を引き出そうと拷問が行われた。それでも口を割らなかったため、拷問の標的は明美へと移った。
1カ月もの間続いた拷問。しかし、明美も口を割ることはなかった。卓は自身が公安のスパイであることを白状してもいいと伝えるも、明美は「あなたを裏切って離れるわけないでしょ」と拒否。続けて「憂助…必ずどこかで生きてる。私たちを待ってる。お願い。憂助を探して」と伝え、「私たちをこんな目にあわせたやつを私は絶対に許さない。復讐したい。復讐して…」と息絶えた。
1カ月もの間続いた拷問。しかし、明美も口を割ることはなかった。卓は自身が公安のスパイであることを白状してもいいと伝えるも、明美は「あなたを裏切って離れるわけないでしょ」と拒否。続けて「憂助…必ずどこかで生きてる。私たちを待ってる。お願い。憂助を探して」と伝え、「私たちをこんな目にあわせたやつを私は絶対に許さない。復讐したい。復讐して…」と息絶えた。
その後、武装組織で雑用していたバトラカ(林泰文)に助けられて命をつなぎとめた卓。明美との約束を守るため、憂助を4年間探し回るも、タヒラガタ市役所で5、6歳の日本人の少年が1カ月前に亡くなったことを伝えられた。年齢、連れてこられた方角などが憂助と一致したことで亡くなってしまったと思い込んだ。
生きる気力を失った卓。その場から動かず、バトラカが連絡を受けて迎えにやってきた。帰った後、そこで0歳の生まれたばかりのノコルと出会ったことも明かされた。
涙ながらに振り返ったベキの悲しく切ない過去にネットでは「残酷すぎる過去を歩んできたベキには死んで欲しくないし、集った仲間と笑顔で暮らしてもらいたい…」「ベキの過去が悲しいし苦しすぎた」「ベキに完全感情移入しちゃいます…」「VIVANTで泣きすぎて頭痛くなってきた」「ベキの過去が辛すぎて苦しい」「しかしベキの過去話に涙が止まらない」「ベキの過去があまりにも過酷すぎてだな…」「あまりに切なすぎる、、」といった声が上がった。
スポニチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/501c57ba05a134af3cb620b6d30d5c1ec9668457
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Source: 芸能トピ