映画『ポストマン・ブルース』(SABU監督)、日中合作ドラマ『風雨一世情(邦題:『漆器』)』など多くの作品に出演。『笑う犬の生活』(フジテレビ系)ではバラエティ番組に挑戦するなど幅広い分野で活躍することに。
幸薄い役のイメージが定着
「1年間病気の役しか来ないこともあった」と語る
1997年、遠山さんは、映画『ポストマン・ブルース』に出演。この作品は、自分の意思とは関係なく犯罪事件に巻き込まれてしまう郵便配達員・沢木(堤真一)の運命を描いたもの。遠山さんは、ガンで病院に入院している小夜子を演じた。酔った勢いで沢木が配達カバンの中の手紙を読んだことがきっかけで二人は出会うことに…という展開。
「『高校教師』で本格的に役者としてやっていきたいと思うようになったので、もっとドラマや映画に出演したい気持ちが強くなっていました。
だけど、やっぱり呼ばれる作品はどちらかというと陰がある役が多かったですね。1年間病気の役しか来ないということもありました(笑)。幸薄い役が多かったりとか」
――『ポストマン・ブルース』も病気の役でしたね。
「そうです。やっぱり幸薄い役が多いんだなあって(笑)。でも、『幸薄い役ができるのはある意味限られる人だけなんだよ!』って言われたときに、『なるほど!』って前向きな気持ちになりました」
――映画監督デビュー作『弾丸ランナー』で注目を集めたSABU監督の2作目で、ものすごく勢いのあるときでしたね。ファンタジックなシーンもあって。
「はい。郵便屋さん役の堤(真一)さんと、魂と魂が…みたいな感じで。私は、あのラストシーンが一番好きなんですけど、堤さんがずるいんです。
すごく自然な笑顔じゃないですか。手をつなぐところで、テストのときにはやらなかったのに、本番で私の手をコチョコチョッとしてきたんですよ。本当にそれがおもしろくて(笑)。くすぐったかったし、それですごい自然な笑顔ができて、楽しいワンカットになったんでしょうね」
――それで生まれた表情だったのですか。すごいですね、堤さん。
「そうなんです。堤さん、すごいんですよ(笑)。私が手を広げてクルクル回るシーンも、SABUさんがすごくこだわって撮影していたのをよく覚えています。『ポストマン・ブルース』もすごく好きな作品です」
――病弱な役が続いていた中の一作なのですね。
「あのぐらいのときはそうでした。『美味しんぼ』(森崎東監督)もそうですし、本当に多かったです」
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遠山景織子、女優としてコントに挑戦した『笑う犬』。共演した内村光良、ネプチューンの表現力に脱帽「私より役者っぽく見えていた」
9/9(土) 9:02配信
テレ朝POST
1998年、『笑う犬の生活』でバラエティに挑戦した遠山景織子さん
https://news.yahoo.co.jp/articles/57fcd9c8146799c94ca05b171710d854887cfc61
https://i.imgur.com/b6BNiCO.jpg
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Source: 芸能トピ