加入発表から始まるSNS上での“粗探し”
アイドル界の情勢に詳しいグラビア誌編集者は「乃木坂46の“大きさ”が生んでしまった自粛劇ではないでしょうか」と推測する。
「グループ加入発表直後にSNS上で“粗探し”が始まるのは中西に限ったことではありません。ましてや乃木坂46の新人となれば当然注目度はより高く、
ファンに限らずあらゆるユーザーが躍起になって過去の行動やアカウントを洗い出していく。
過去に芸能活動をしていた時の写真や、恋人がいたとする友人の証言など、真偽不明のものも含めてあらゆる情報が出回ります
現に10年前にも、乃木坂46に1期生として加入したばかりの若月佑美(27)が“標的”になった。
過去に男性と身を寄せたり、キスをしていたプリクラ画像がネットで出回り、1カ月弱の活動自粛となった例がある。
「AKB48など他のグループでも、過去の恋人らしき人物とのツーショットプリクラや写真が出回って処分を受けたメンバーは多数います。
勿論オーディションの度に運営は身辺調査を行うのですが、それにも限界がある。
人気アイドルになったメンバーを妬んだ“知人”が過去のプライバシーを暴露するケースも多く、こういったリスクを完全に防ぐのは不可能でしょうね」(同前)
今回の中西の件でも、ファンから「そもそも運営がしっかり下調べしろ」 「配信サービス審査を導入してファンにも審査をさせろ」などの批判があがっていた。
「今回に関しては乃木坂46のスタッフは、中西から撮影モデルの経歴があること自体は事前に聞いていたようです。
ただ、ここまで多くの写真や動画が流出し、拡散されるとは露ほども思っていなかった。『乃木坂46のセンター』ともなれば、言ってしまえばアイドル界のトップそのもの。
にもかかわらず運営の自覚が甘いというか…それだけ乃木坂46の影響力が大きくなっているということが理解できていないんです」(同前)
中西の自粛発表後、3月5日のNHK「シブヤノオト」では、現乃木坂のエースである齋藤飛鳥と山下美月が2人で代役センターを務める形で「Actually…」をパフォーマンスした。
「既に新曲のジャケット写真は解禁してしまっているため、そちらは差し替えようがない。一方で、まだ世に出ていない多数のティザー映像などは急遽、別メンバーで撮り直しをしているそうです」(同前)。
想定外の事態を受けて、ドタバタの対応を迫られているようだ。一部のメンバーからは、こういった泥縄式の対応への不満も出ているという。
「初舞台となった『お見立て会』で中西が尾崎豊さんの『I LOVE YOU』を歌った時、高い歌唱力に視聴者はいたく感激していた。
確かに保守的な一部のファンからは中西の加入に対する抵抗もありましたが、既に中西の復帰を待ちわびているファンも多い。
一方で、坂道グループ以外の別グループのファンや、野次馬の様なネットユーザー達がいまだにSNSやネット掲示板などで中西を批判し続けている現状があります。
ただ、スタッフの中には、ファンからの後押しや若月の前例もあるため、『1カ月も自粛すれば世間はなんとかなる』と考えているような人もいる。
グループの影響力の大きさに認識が追いついていない感じがしています」(同前)
“乃木坂46の新センター”という肩書は、想像以上に重かったということか。
https://bunshun.jp/articles/-/52576?page=2
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Source: 芸能トピ