彼女は、あえて年齢を前面に出して勝負する、新しいタイプのアイドルかもしれない。名前に丸括弧で表記されている数字が年齢。自身の誕生日である6月27日に「解散」ライブを行い、翌日には数字が1つプラスされ、芸名が変わるという斬新なスタイルだ。
そもそも彼女がアイドル活動をスタートさせたのは28歳の頃。通常は引退してもおかしくはない年齢から、なぜアイドルを志したのだろうか。今後、彼女が目指すものとは……。本人を直撃した。
28歳でアイドル活動スタート「心は完全に18歳だった(笑)」
まりえ(42) 彼女はもともとアニメや漫画などの二次元が好きでコスプレなどはしていたそうだが、当初はそこまでアイドルに興味はなかったという。しかし、メイド喫茶のアルバイトがきっかけでアイドルの道へ……。
「パチンコ屋とか写真屋、工場とか、いろんなバイトをしているフリーターだったんです。それが急に人手が足りないメイド喫茶からヘルプを頼まれて……そこで接客したお客さんから『アイドルとしていけるんじゃない?』『地下界隈なら誰でもなれるよ』と助言されたんです」
とはいえ、当時すでにアラサーという年齢的にも躊躇してしまいそうだが、いきなり挑戦することに不安はなかったのだろうか。
「不安はなくて、“いけるやろ”としか思いませんでしたね。実家住まいだったし、同世代の友人があまりいなかったので焦りとかも一切なくて。実年齢は28歳でアラサーだけど、心は完全に18歳だった(笑)。精神年齢が本当に女子高生くらいで。さらに童顔なので、メイド喫茶でバイトしていた期間は“18歳”で通してましたね」
大阪と名古屋の二拠点、月収5万円の生活でも「むしろ良い待遇」
まりえ(42) そして、彼女が31歳のときには、アルバイトを辞めてアイドル1本に。
「名古屋のテレビ番組が絡んだアイドルのオーディションに出て、“ネタ枠”としてなんですが、合格したんです」
自宅がある大阪と名古屋の行き来する生活。だが、当時の月収は5万円……。
「額だけ聞くとヤバい!と思われるかもしれないけど、食費や交通費、名古屋での宿泊費……といっても漫画喫茶だけど(笑)、必要なすべてのお金を事務所が払ってくれていたんです。もっとブラックな事務所が多いなかで、むしろ良い待遇だったなって思います」
ちなみに、事務所からは新幹線の使用を禁じられているわけではなかったが、彼女は高速バスしか使わなかったという。それには理由があった。
「自分の人気では、まだ交通費を贅沢に使えるような身分ではないと思って。結構キツかったけど、早く人気になって、堂々と新幹線で移動したいっていう気持ちが強かったですね」
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Source: 芸能トピ