<※以下、ネタバレ有>
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第26話は「ぶらり富士遊覧」。瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)の死から3年。織田・徳川両軍は甲斐へ攻め上り、ついに武田を滅ぼした。徳川家康(松本潤)は織田信長(岡田准一)を恨む様子もなく、従順に付き従う。本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)ら家臣の一部に不満が募る中、家康は甲斐から安土へ戻る信長を接待したいと提案。家臣団に於愛の方(広瀬アリス)茶屋四郎次郎(中村勘九郎)も加わり、贅を尽くした“富士遊覧の饗応”が始まるが、気まぐれな信長に振り回され…という展開。
家康は駿河の国主に今川氏真(溝端淳平)を推薦。信長は「おまえは、たわけか」。明智光秀(酒向芳)は伊賀者の根絶やしも命じた。場の空気が悪くなると、家康自ら宴会芸「えびすくい」を披露した。
信長と家康は仲良く乗馬。そして、信長は茶を飲みながら「家康よ、よい時を過ごした」「(安土城に)すぐに来い。今度は俺がもてなす」「またすぐに会おうぞ」と上機嫌。光秀が「わたくしめが、饗応役を務めさせていただきます」と名乗り出た。
「こうして君は、前代未聞の富士遊覧の旅を、見事大成功のうちに成し遂げたのでございます」(語り・寺島しのぶ)
家康と別れた帰り道。信長は光秀に「あれは変わったな」「腹のうちを見せなくなった。化けおったな」と弟分の変化を見逃さない。
備中・高松。羽柴秀吉(ムロツヨシ)は羽柴秀長(佐藤隆太)に「弟よ、家康から目ぇ離すな。事によると、面白えことになるかもしれんがや」と真顔。秀吉も何かを察したのか。
家臣団が家康に詰め寄る。平八郎は「左様な振る舞いをお続けになるなら、我らはもう付いていけませぬ」と迫り、酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)は「殿、お心のうちを、そろそろお打ち明けくださっても、よい頃合いでは」と促した。
家康は「わしもそう思っておった。(障子を)閉めよ。(煎じ薬をすすり)信長を殺す。わしは、天下を獲る」――。本能寺の変まで、あと46日。
“弱虫・泣き虫・鼻垂れ”だった家康が最愛の妻と息子を同時に失い、ついに覚醒。SNS上には「まさかの家康黒幕説!」「ついに来るかも。大河でずっと見たかった家康黒幕説!」「これ、秀吉と家康の共同黒幕説、あるかもな」「家康が変を起こすみたいじゃんw」「実際はないような気もする。長期的な戦略で、健康で過ごしていく作戦。光秀を引き込む動きもなかったし、光秀にどう責任を押しつけるのか」「伊賀者を匿ったのは、信長暗殺のため?まさか」「2人の自害を無駄にしないため、信長を恨んでいないと必死に道化を演じる家康」「まさか、えびすくいで泣く日が来ようとは」などの声が続出。反響を呼んだ。
「妻子を失う元凶となった織田信長を家康が恨んだため」などとする「家康黒幕説」もある。
次回第27話は「安土城の決闘」(7月16日)。戦国最大のミステリー「本能寺の変」(天正10年、1582年)はどのように描かれていくのか。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/07/09/kiji/20230709s00041000266000c.html
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Source: 芸能トピ