アシタカとサンはどうなった? 映画じゃわからない『もののけ姫』の後日譚とは

エンタメ
1: なまえないよぉ~ 2023/07/06(木) 11:23:29.23
多くのファンが気になっている「アシタカとサンのアフターストーリー」とは?

 数々の名作を生み出し続けているスタジオジブリですが、そのなかでも1997年に公開された映画『もののけ姫』は、多くのファンを虜にし、公開当時の日本映画の国内興行記録を塗り替え、公開から十数年が経った現在でも、根強い人気を誇っています。

 そんな『もののけ姫』のストーリーのなかでも、特に気になるのが主人公・アシタカと、ヒロイン・サンの関係性ではないでしょうか。映画の完結後、ふたりの未来がどうなっていくのか、宮崎駿監督の発言とともに紹介します。

 物語の終盤、タタラ場の指導者であるエボシ御前が、生と死を司る神であるシシ神の首を銃で撃ち抜きます。シシ神は、夜になるとディダラボッチと呼ばれる巨人に姿を変えるのですが、デイダラボッチに変身する途中で首を落とされてしまったために、体液のようなどろどろの液体をまき散らしながら暴走し、多くの人びとや木々の命を奪い続けました。

 アシタカとサンは、ジコ坊の手に渡っていたシシ神の首を取り返し、シシ神に返還します。やがて朝が来て、シシ神は死んでしまいますが、シシ神の暴走によって死に絶えた山々は、ふたたび息を吹き返すのでした。

 森が生き返ったあと、サンは森に、アシタカはタタラ場にそれぞれ戻ることになります。ふたりが別れるとき、サンはアシタカに「アシタカは好きだ でも人間を許すことはできない」という言葉をかけています。

 映画のなかでセリフとしては描かれていないものの、実はこの時、アシタカはサンに対してあるリアクションを起こしているのです。『もののけ姫 スタジオジブリ絵コンテ全集11』のなかには、「アシタカがサンにプロポーズしている」というコメントがついています。先述のサンのセリフは、アシタカのプロポーズに対する返答だったのです。

 サンの言葉に対し、アシタカは「それでもいい サンは森で 私はタタラ場で暮らそう ともに生きよう」と答えています。その言葉を聞いたサンが、本編を通してずっと険しかった表情をくずし、おだやかな顔つきになった印象的なシーンです。

 しかし『もののけ姫』の公式ムック本『もののけ姫ロマンアルバム』のなかで、宮崎監督はふたりの未来について、一筋縄ではいかない未来を示唆しています。アシタカに向けられたサンの言葉を「答えが出せないままアシタカに刺さったトゲ」にたとえており、アシタカは「そのトゲとも一緒に生きていこうと思っている」のだ、と明かしています。

 さらに宮崎監督は、同じく『もののけ姫ロマンアルバム』のなかで、アシタカとサンのその後について「アシタカはタタラ場に住んで」「サンは森に住む」と綴っています。「タタラ場の理屈で言うと、生きていくためには木を切らなければならない。だけど、サンは切るなっていうでしょ。その度に突っつかれて生きていくんだな、アシタカは大変だな」と、サンとタタラ場の人びととの間で苦悩するアシタカの未来を思い浮かべていました。

 これらの発言から、アシタカとサンがともに生きていくためには、さまざまな試練が待ち受けていることがわかります。ふたりが「ともに生きる」未来には「違った立場の者同士(自然と人間)がともに生きるため、多くの葛藤を抱えながらも前に進んでいく必要がある」という宮崎監督からのメッセージが込められているのかもしれません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c9de04e755076bba825e556b21bb349838e0c2a1

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Source: 芸能トピ

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