最終回の世帯平均視聴率は10・6%だった。第3話からひとケタ視聴率となり、10話まで8~9%台をウロウロ。最終11話でなんとかふたケタを回復した。
もともとは2020年1月にフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ「教場」、翌年1月の新春ドラマスペシャル「教場Ⅱ」と特番で放送されたドラマだった。「教場」は前後編とも15%超、「教場Ⅱ」も前後編とも13%超と高視聴率だっただけに、月9版は物足りない数字で終わった。
なぜ予想よりも視聴率は上がらなかったのか? 制作会社関係者が指摘したのはストーリー展開がいまいちスッキリしなかったこと。「第9話では、被害者の男性が腸の検査のために飲み込んだカプセル内視鏡が傷口から体外にこぼれ落ち、その場にいた犯人の顔や姿を写した。それが決定的な証拠となるという話で、さすがにこれにはツッコミが入っていました。ほかにもスッキリしないことが多かった」
さらに大きな疑問として残ったのが、そもそも月9ドラマでやる内容だったのか、ということだ。制作が発表になった際、木村は「その曜日のその時間帯(月曜よる9時)で、〝こういうのをやって大丈夫なんですか?〟という作品を作ることになると思うので、いろんな意味で皆さんに驚いていただけたら面白いかなと思っています」と意気込んでいたが…。
「『教場』も2時間ドラマならば面白く見られるのでしょうが、一週間の始まりの月曜日ということを考えると、やはりキムタクが笑顔一つ見せないドラマはやはりしんどい。大人の恋愛ものとか、もうちょっと軽いテーマの方がよかったのではないか」(芸能関係者)
木村の月9と言えば、「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」など、いまも恋愛モノのイメージが強烈に残っている。だからこそ大人になった恋愛ドラマを求めるファンも多いのだが、その願いはかないそうにない。もちろん50歳という年齢が大きいのと同時に、影のプロデューサー的存在の妻・工藤静香がOKを出さないからだという。
「出演ドラマを決めるのは木村さんですが、その時に工藤さんの存在感も大きいと言います。恋愛ドラマだと難色を示すこともあるそうです。木村さんの大人の恋愛ドラマを見たいファンも多いでしょうが、実現は難しそうです」(同)
26日午後8時から2時間の枠で、「風間公親―教場0―」最終回のその後を描く特別編が放送される。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
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Source: 芸能トピ