新しいドラマ枠は金曜21時。これにより、フジテレビは月曜21時、月曜22時、水曜22時、木曜22時と合わせて、プライム帯に5つのドラマ枠を持つことになる。
「テレビで放送するだけでは儲からなくなった今、民放各局は、自社の有料配信動画サービスの会員数を増やすため、バラエティーよりもコンテンツの価値が高いドラマの制作に注力。その結果、この数年で続々とドラマ枠が新設されています」(週刊誌記者)
現在、深夜ドラマも合わせると1日に5~8本ほど、週だと実に40本以上もドラマが放送されている。
「昨今、人気俳優のドラマ掛け持ちがよく話題になりますが、ドラマが大量生産されていることが大きな理由の一つと言えるでしょう」(同・記者)
お笑い芸人の最強時代が終わりへ…
そんな中、ピンチに陥ってきているのがバラエティー業界だ。
「ドラマ枠が増える分、当然ですがほかの番組を削っているのですが、その筆頭がバラエティー番組です。
特にプライム帯なんかは、バラエティー枠だったところがどんどんドラマ枠になっており、このままでは21時台、22時台のバラエティー番組は消えていきそう」(同)
しかしバラエティー番組の衰退を惜しむ声は少なく、むしろ歓迎されているという。
「2000年代に大きな〝お笑いブーム〟が起きて、お笑い芸人とバラエティー番組が急増。結局、その勢いは〝ブーム〟でとどまらず、文化として定着していきました。
その結果、お笑い芸人の権力増大。90年代は芸人以外のタレントがテレビ番組のMCを務めることが多かったのですが、今はほぼすべて、芸人がMC。
それどころか、朝の情報番組なども芸人だらけになっており、芸能界で一番力を持つタレントがお笑い芸人となってしまいました」(同)
しかし、そんな芸人たちのノリに合わせて、媚びを売っているような俳優を見たくないという声は多い。令和に入ってから再び、俳優勢力の巻き返しが起こりそうだ。
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Source: 芸能トピ