新バラエティ「4番組」はなぜ大苦戦しているのか
(長いので一部省略)
この春、放送枠を移動しただけのものを除くと、民放のプライム帯(午後7~同11時)には7本の新バラエティが生まれた。中には既に大苦戦している番組もある。
そのうち個人視聴率が2週間にわたって3%(世帯5%)に到達していない4本を考察した。それによって、求められているバラエティの姿を浮かび上がらせたい(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
「ヤギと大悟」は話題先行
4月第3週も第4週(同17~30日)も個人視聴率が3%(世帯5%)に届かなかった新バラエティを深掘りしたい。まずテレビ東京「ヤギと大悟」(2023年4月7日からレギュラー化、金曜午後7時25分)。同28日放送は個人1.0%(世帯1.6%)で、この日の同7時台の番組の中で最下位だった。
千鳥・大悟(43)がヤギのタンポポ(通称・ポポ)に雑草を食べさせながら、緑豊かな地域を散歩する番組。独創的だが、残念ながら現段階では企画を生かし切れていないと見る。話題先行だ。
TBS(制作・毎日放送)「推しといつまでも」(月曜午後10時)もかなり厳しい。4月24日放送は個人1.4%(世帯2.6%)。同じ時間帯でトップの日本テレビ「月曜から夜ふかし」は個人5.5%(世帯9.4%)だ。相当離されている。
「推しと――」は一般視聴者が熱く支持している著名人(推し)が、その一般視聴者の自宅に訪れ、もてなされる番組。MCを指原莉乃(30)、麒麟・川島明(44)が務めている。
フジ(制作・関西テレビ)の「ひらけ! パンドラの箱 アンタッチャブるTV」(火曜午後9時)はフツウに面白いのだが、4月25日放送の視聴率は個人2.3%(世帯3.9%)と振るわない。
同じ時間帯の対抗番組が強いことが大きい。同じ日の日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース2時間スペシャル」は個人5.7%(世帯10.6%)、テレビ朝日「unknown」は3.4%(世帯6.1%)、TBS「マツコの知らない世界」は個人5.1%(世帯7.8%)、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」は個人4.1%(世帯7.3%)。この中に割って入るのは簡単ではない。
TBS「THE神業チャレンジ」(火曜午後7時)も見応えを感じさせるが、苦戦している。4月25日の視聴率は個人2.2%(世帯3.5%)。横並びで最下位だ。
この番組も同じ時間帯の対抗番組が強い。とくに日本テレビ「ヒューマングルメンタリーオモウマい店」の同18日分(25日は放送休止)の視聴率は個人6.8%(世帯11.0%)もあった。「オモウマい店」は年配層が好みがちなグルメ人情番組であるにもかかわらず、コアも高い。
「THE神業チャレンジ」は動画上にある神業に芸能人が挑み、成功したら100万円がもらえるという分かりやすい番組。MCはチョコレートプラネットの長田庄平(43)と松尾駿(40)が担当している。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/6507777b4713ca0df0041e192dba23bac5ede14c
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Source: 芸能トピ