性加害報道スルーの一方で…なにわ男子「24時間テレビ」抜擢、炎上続きで日テレ窮地！

　今年のテーマは「明日のために、今日つながろう。」。総合プロデューサーの吉無田剛氏は、福祉の観点だけでなく、「子どもの未来」「環境」といった“未来志向のチャリティー分野”をより大切にしたいという思いから、ジャニーズ事務所のデビュー組では最年少グループで新社会人世代のなにわ男子にパーソナリティーをお願いしたと、抜擢の理由について述べた。

　なにわ男子といえば、2019年の「24時間テレビ」の関西サポーターを務めた。今回は念願のメインパーソナリティー就任となるが、ネットでは、

《今やこの番組のパーソナリティに選ばれてもすごくない》

《彼らは全く悪くないけどジャニーさんの性加害を報道しないかわりの取引だと視聴者が想像してしまうことを、日テレと事務所は想像できないのだろうか？！》

　と、このタイミングでのなにわ男子抜擢は、グループとジャニーズ事務所、日テレの全てにとってマイナスと見る声が多かった。

■「スッキリ」「ザ！鉄腕！DASH!!」にも白い目

「なにわ男子のパーソナリティー就任が発表されたのが、嵐・櫻井翔が月曜キャスターを務める同局系『news zero』だったこともあり、ジャニーズ事務所の回し者と言われ始めている日テレにさらに厳しい目が向けられつつあります」（民放報道番組関係者）

　日テレは「スッキリ」でのペンギン池落下事件に続き、3月26日放送の「ザ！鉄腕！DASH!!名企画が復活!春の2時間SP」内の「3000歩で海外旅行出来るか？」という企画が批判にさらされた。ジャニーズの出演者たちがスーツケースに乗り、空港内や駅、道路などを移動する一幕に対し、《飲食店の迷惑行為と変わらない》という声が上がるなど、ボヤのような炎上が続いている。

「今回の『24時間テレビ』は好感度補正のために、芦田愛菜さんが加わっていますが、『それでも絶対見ない』という声があります。2019年にジャニーさんが亡くなった後、『24時間テレビ』で追悼コーナーを設けたことも今になって懐疑的な声が上がっています。当時からジャニーさんの“負の側面”を指摘する声がありました。そんな人物の追悼コーナーを、わざわざチャリティー番組でやった事で既に番組の意義が揺らいでいると言えるでしょう。今年の『24時間テレビ』で、ジャニーさんの性加害報道についてしっかり検証するくらいのことをやらないと、視聴者は納得しないのではないでしょうか？」（同）

　一方、5日に更新された「ジャにのちゃんねる」の動画で、メンバーの菊池風磨（28）が「今年の24時間テレビ誰がやるんですかね？」と質問し、二宮和也（39）と山田涼介（29）が声をそろえて「なにわ」と即答する一幕があった。「ジャにの」のメンバーは昨年の「24時間テレビ」でメインパーソナリティーを務めたが、事務所の先輩としても、なにわのの勢いと事務所からの推され具合については、しっかり把握しているようだった。

　今勢いのあるグループであるなにわ男子にとって、24時間テレビのメインパーソナリティーが“はずれくじ”とならないか、ファンは気を揉んでいる。