不倫報道で降板相次いだ声優・櫻井孝宏の「呪術廻戦」続投に肯定派が多いワケ
櫻井は事務所を退所しただけでなく、出演予定だった新作アニメ「AYAKA-あやか-」の鞍馬春秋役を降板。文化放送の「こむちゃっとカウントダウン」で20年間務めたパーソナリティーも降板し、番組は3月25日をもって終了した。22年にクラウドファンディングで3034人の支援で集まった5986万755円の資金を元に製作され、2023年内に公開予定だった「劇場版モノノ怪」で主役の「薬売り」役を演じる予定だったが、櫻井はこちらも降板する。
「モノノ怪」は2007年にフジテレビ系列「ノイタミナ」枠で放送された、知る人ぞ知る名作アニメ。主人公「薬売り」を櫻井の代表キャラとして挙げるアニメファンも多くいただけに、その降板は騒動の大きさを十分に感じさせる一件となった。
降板が続く櫻井だが、7月6日からスタートする大人気アニメ「呪術廻戦」(TBS系)第2期では、人気キャラの夏油傑を続投することが発表されている。これに対し、ネットでは《ここまで来て声が変わった場合、どれほどの違和感が出るのか自分でも想像がつかない》《降板させるかさせないか、制作側がどちらの判断をしても炎上するのは避けられない》と、櫻井を降板させることの難しさについて、理解を示す声が上がっていた。
■イベントやDVDが売れなければ続編が厳しいアニメ作品
「櫻井さんが降板となった『モノノ怪』の舞台は遊郭です。このように『女性の苦しみが伴うような内容の作品』であれば今後も、櫻井さんの降板は必至だと思います。ただアニメ主要キャストは、全体の声のバランスや相性で緻密に決められていることもあり、新たに似た声質の人を選んだところで、かっちりハマるかと言えば、完璧ではない。『呪術廻戦』のように、イメージが定着してしまった場合は、どうしても違和感が生じます。制作側は一度ハマった世界観を崩すリスクよりも、作品を通して騒動を忘れていってもらう方に賭けたのでしょう」(アニメ制作関係者)
ここで懸念されるのが、「イベントなどに櫻井が出演できるのか?」という問題だろう。
「通常アニメ作品は主要キャストが出演するイベントを行い、そのイベントを映像化、グッズ化するという流れがあります。作品関連の円盤やグッズが売れるかによって続編が制作できるかが決まるため、集客力や女性人気の高さもキャストを決める上で考慮されます。例えばイベントなどで、イケボでセリフを言ってファンから黄色い声が上がるという流れはよく見ますが、今の櫻井さんだとそれが厳しい。主要キャストなのでイベントに出ないわけにはいかないですが、出た際にファンがどのようなリアクションを見せるか、様子を見たいというのが制作側の本音でしょうね」(同)
櫻井を主要キャストに選んだ制作側にとっては、しばらく悩ましい状況が続きそうだ。
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Source: 芸能トピ