一方で、中村が番組で水卜アナへの“愛情”を語った言葉が賛否を呼んでいる。28日深夜、水卜アナがMCを務める同局放送の「午前0時の森」では、サプライズで届いた中村からの手紙が読まれた。
「この度、そちらにいらっしゃる、日本テレビアナウンス部副主任、NFL倶楽部初代アシスタントかつ、圧倒的理想の上司でもある水卜麻美さんと、結婚させていただきました。理想の上司は、家では主にアザラシのように床で寝ております。」などと愛ある“いじり”に番組は盛り上がったが、ネットでは《中村倫也、ここぞとばかりに何処にでも出てくるし、嫁の容姿を批判するようなモラハラ感強めで結構無理なんだが……..かなりウザい》などの声も多数上がり、Twitterでは中村の名前を入れると「中村倫也 モラハラ」「中村倫也 アザラシ」「モラハラ 中村」「中村倫也 モラハラ 腕」の関連ワードが上がる。
中村は、27日に水卜アナが総合司会を務める「ZIP!」に出演した際も、水卜アナの好きなところを聞かれ、妻に両手を広げさせて「絶妙に短い腕が…」とボケて回答。水卜アナは「なんだよ、それ!」と突っ込んで、仲睦まじい様子を披露したが、視聴者の捉え方はそれぞれ。手紙の件も相まってプチ炎上状態となっている。
もっとも、興味深いのは、女性とみられる投稿のほとんどは好意的なことだ。
《地上波放送で少しふざけながらもしっかりと全国民に結婚発表しちゃう中村倫也の男気にキュンときたんだけど、Twitter見たらあの発言はモラハラだって言ってる人多くてビックリした、、、発言から行動全て完璧な人間いないよ》
《中村倫也がモラハラっぽいと話題ですがそれはもちろん承知の上、顔が良いので全然大歓迎です。…中略…イケメンになら何されてもOKです》
《旦那「こいつ(嫁)腕短いんすよね」ってウケ狙いにいくのと、中村倫也の「好きなところはこの絶妙に短い腕ですね」ってのは似て非なるものだと思うんだけど?前者はモラハラ気質ありそうだけど、後者はコンプレックスも愛してくれるってことじゃん?》
《表面しか見えてないくせによく人を悪く言えるよな。ブスでモラハラ気質ある男なんてうじゃうじゃいるやろ。私は少なくとも中村倫也の顔面を持ってしてのモラハラ気質なら大歓迎やわ》
■「ただしイケメンに限る」なのか
ネット上では現在も賛否の激論が交わされているが、投稿にも見られるように「イケメン」か否かは大きく関係する。これがお笑い芸人だったり、三枚目俳優なら大炎上していた可能性もあるだろう。「ただしイケメンに限る」とは言うものだが……。明大講師の関修氏(心理学)が言う。
「心理学的に人間は先入見(※先入観)を持って解釈します。恋愛に限らず相手に“愛情をもって”言った言葉でも、受け取る相手にとって、その人がポジティブな印象かネガティブな印象かで捉え方が違うのは当然。頭がよかったり、容姿端麗だったりするとそれだけでプラス。そういう意味で、“イケメンが正義”なのは自然ではあります。ただ、イケメンもアイドルや正統派の主役級俳優が相手をいじるような愛情表現をすると白痴美的に捉えられて『モラハラ』と受け取られかねない。中村さんや俳優の高橋一生さん(42)のように長年クセのある脇役もこなしてきた苦労人のイケメンの場合、先入見としてクセもまた魅力になっています。イケメンだけど捻りがある愛情表現が好意的に受け取られるのではないでしょうか」
また、特に今回のような結婚や恋愛といった視聴者が自身の経験に引き付けられるテーマでの発言は、ポジティブな印象の芸能人の言葉なら「愛情を持っているから」と好意的に受け取りやすいという。
「イケメンだとしても、もし政治家が妻や恋人をいじったら、視聴者は『税金をもらっている職業なのに女性の容姿を笑いに変えるとは何事だ』と客観的に否定的に捉えます」(前出の関修氏)
家族間であっても、妻とコミュニケーションが取れていない夫が照れ隠しで妻をいじったり、恋愛感情のない上司からいじられるのはハラスメントに受け取られる。
3/29(水) 16:40配信 日刊ゲンダイDIGITAL
https://news.yahoo.co.jp/articles/86fa87d6577fdadb81065336ff910f23921bf33c
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Source: 芸能トピ