WBCの仕組み自体には問題山積み…遠い「真の世界一決定戦」

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1: なまえないよぉ~ 2023/03/27(月) 06:41:30.58
世界で注目度は増し、改めて野球の魅力が広まる大会となった。一方で、仕組み自体には是正が必要だ。大会のフォーマットなど、複数の問題点は5回目の大会を迎えても改善されないままだ。
 
1次ラウンドの組分けによるレベルの差は顕著だ。ベネズエラ、プエルトリコ、ドミニカ共和国が同居し「死の組」と呼ばれたD組に日本が入れば、突破さえ簡単ではなかっただろう。B組の日本は米国開催の準決勝までの5試合は中国、チェコ、イタリアなど野球発展途上国に大勝。他国との友情は育まれたが、ジリジリするような接戦はなかった。1次ラウンドはテレビ中継の問題で、開催国の日本だけ「午後7時開始のナイター→翌日正午からデーゲーム」という日程もなかった。力の劣る他国の方が強行日程を強いられた。

興行を優先し、大会中に突然の日程変更まであった。当初は「米国が勝ち上がった場合、1次ラウンドの順位にかかわらず準々決勝は17日(日本時間18日)、準決勝は20日(同21日)に戦う」という注釈が公式サイトの日程表につけられていたが、削除された。日本―米国の組み合わせが実現するのは、20日の準決勝のみとみられていた。

だが、直前の16日に主催者が緊急会見。大リーグのチーフオペレーション兼ストラテジーオフィサー、クリス・マリナック氏は「いつの状況か把握していないが、違った情報」と説明。複数の関係者によると「(現地18日の)土曜の夜に米国戦を行った方がテレビ視聴率が見込める」という現地放映権を巡り、日程変更が行われたといわれている。メキシコは準々決勝を想定より1日前倒しで行うことを強いられた。

シーズン開幕前の3月開催が妥当なのかという疑問は残り続ける。本来であれば春季キャンプ中であり、調整段階。投手は各ラウンドごとに球数が制限される。次回は3年後の26年開催の予定。五輪種目から消え、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催のプレミア12は大リーガーが参戦しない。現状で世界一の国・地域を決めるのに最も近い大会であることは確かだ。それでも参加国数、開催時期、フォーマットなどを改善しなければ、「真の世界一決定戦」はまだまだ遠い幻想と言える。(WBC取材班)

スポニチ[ 2023年3月27日 05:05 ]
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/03/27/kiji/20230327s00001004009000c.html

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Source: 芸能トピ

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