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昨年もトム・クルーズ(60)主演のハリウッド映画「トップガン マーヴェリック」(5月公開=興収135.7億円)こそ話題になったが、それ以外の洋画を聞かれても、答えに窮するんじゃないか。
記事では洋画低迷の理由として〈興行を下支えしていた中級ヒットが激減〉とか、〈名前で観客を呼べるハリウッドスター不在〉などを理由に挙げていた。映画批評家の前田有一氏は「そもそも米国に対する憧れがなくなったことも大きい」とこう続ける。
「米国を“豊かな国”としてカルチャーやライフスタイルを真似していたのは、ぎりぎり今の40代後半まででしょう。ハリウッド大作も憧れのひとつでしたが、今の20代、30代には数ある国のひとつでしかありません」
ただ、「洋画離れ」の分だけ、日本の“実写映画”に流れているわけじゃない。昨年は興収1位の「ONE PIECE FILM RED」(8月公開=197.0億円)をはじめ、4位までアニメが独占。実写は、「キングダム2 遥かなる大地へ」(7月公開=51.6億円)の5位が最高なのだが、それだって原作はコミックだ。
「国内でも国外でも売れる邦画は、今はアニメだけ。観客がお金を払ってまで映画館に足を運ぶのは、テレビでは見られない映像がそこにあるからです。アニメならそれも可能ですが、製作費をかけられない日本の実写映画では難しい。大半がドラマの延長レベルです。実写で“キラーコンテンツ”になり得るのは、ハリウッド並みとは言いませんが、2ケタ億円はかけた作品でしょう。例えばそれがNetflixのドラマだったりする。課金してでも見たくなる映像をつくっていますからね」(前田有一氏)
木村拓哉(50)主演の映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」が“製作費20億円”とかで大騒ぎになったが、どうやら実写の邦画離れも深刻か。
https://news.yahoo.co.jp/articles/39aef2abca5f9a3eeede3a1280741347ee5f8120
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Source: 芸能トピ