新型コロナウイルスのパンデミックによる影響もあり、実に6年ぶりの開催となった今回のWBC。台湾、東京、アメリカ(2か所)の3か国で行なわれた1次リーグでは、各地で熱戦が繰り広げられ、SNS上でも連日話題となる一大ムーブメントを巻き起こしている。
そうしたなかで、プエルトリコでは、桁違いのテレビ視聴率が叩き出された。
現地3月15日に行なわれたマイアミで行なわれた1次ラウンド・プールD第4戦のドミニカ共和国代表で、プエルトリコ代表は5対2で勝利。勝者が準々決勝に駒を進めるビッグゲームを制していたのだが、この試合を放映した地元放送局『Wapa Deportes』の視聴率はなんと61%(!)。地元紙『Primera Hora』によれば、「史上最高の数字になった」という。
世界的な野球への関心の高さを裏付ける数値と言える。これには“野球の本場”アメリカの識者も驚きを隠さない。国内でWBCの中継を担うスポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は「これはやばい」とプエルトリコ国内での視聴率61%を強調し、「61%が見ているってどういうことだ。正気の沙汰じゃないぞ」と訴えた。
今大会は一部でWBCの開催意義に関する批判も噴出。とりわけアメリカ国内では、メジャーのスプリングトレーニング期間中の開催に「意味のない大会だ。選手たちがリスクを負う必要はない」(ニューヨークのラジオ局『KFC』のコメンテーターであるケビン・クランシー氏)といったネガティブな声が上がっていた。
だが、世界的に見れば、人気や注目の高さを証拠づける数字が出ている。そのため、米データ専門会社『Codify』は「プエルトリコ国民の61%がチャンネルをドミニカ戦に合わせていたんだ。61%だ。『無意味』なんて、まさかね!」と皮肉交じりにツイッターで訴えかけている。
構成●THE DIGEST編集部
3/18(土) 6:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5f58bb7e2ed4ab824dbf04ae7983ed9121921a4
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Source: 芸能トピ