第9話の11.8%から4.6ポイントもダウンしたが、同時間帯に野球のWBCが放送されており、その影響は明らかだ。そのWBC、日本対オーストラリア戦の世帯視聴率はなんと43.2%。
各局の裏番組も『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が5.9%、『バナナマンのせっかくグルメ!!』が4.3%などと苦戦するなかでは、善戦したといえるのかもしれない。
『どうする家康』の視聴率が10%を割り込むのは初めて。2022年の『鎌倉殿の13人』は、11月27日放送回が6.2%で、これが唯一のひとケタだった。
この回は、源実朝の暗殺が描かれる終盤のヤマ場だったが、同時刻にテレビ朝日系でサッカーW杯の中継(視聴率42.9%)があり、影響が大きかったとみられる。
2021年の『晴天を衝け』、2020-2021年の『麒麟がくる』は、一度も10%未満の回がなかったが、異例だったのは2019年の『いだてん~東京オリムピック噺~』。なんと年間の平均視聴率が8.2%だったのだ。
『いだてん』の初回は15.5%だったが、徐々に視聴率が低下。2月3日放送の第5話が10.2%で、続く第6話が9.9%とひとケタに転落。これ以降、最終回まで一度も10%以上を記録することはなかった。
なかでも悲惨だったのは、2019年10月13日に放送された第39話で、視聴率はなんと3.7%。この日、裏で放送されていたのはラグビーW杯(日本テレビ系)。日本が史上初のベスト8進出を決めた試合で、視聴率は39.2%だった。
最近20作の大河ドラマで、もっとも「期待はずれ」「おもしろくなかった」のはどれか、という本誌アンケート調査でも、『いだてん』はぶっちぎりの1位。《ストーリーが複雑すぎる。時代がいったりきたりして、とにかくわかりづらかった》と、とにかく不評だった。
だが、『いだてん』は別格としても、『どうする家康』も楽観はできないようだ。
「第7話が13.1%、第8話が12.1%、第9話が11.8%と、視聴率は確実に下降線を描いています。何か特別な話題があったり、社会現象となるようなことがなければ、連ドラの視聴率は下がっていくのが普通。
WBCで『家康』をリタイアした人が、また戻ってくるかどうかは疑問ですし、これをきっかけに今後も10%割れが続くことも十分考えられます」(テレビウオッチャー)
次回、3月19日放送の視聴率が気になるところだ。どうなる、家康――。
( SmartFLASH )
投稿日:2023.03.13 15:03 FLASH編集部
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Source: 芸能トピ