嵐・松本潤(39)主演のNHK大河「どうする家康」。26日に放送された第8話の平均世帯視聴率は12.1%(数字は関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、前回から1ポイントもダウンしている。
「そもそもリアルタイム視聴が減ったうえに、大河はBSプレミアムの午後6時からの先行放送を見るファンも多い。とはいえ、せっかく若い視聴者の注目を集めようとマツジュンや、『コンフィデンスマンJP』などで人気の脚本家・古沢良太氏を起用してこの数字じゃあ、《危険水域》などと報じられても仕方がないですよ」(前出のテレビ誌ライター)
前作「鎌倉殿の13人」の全話平均12.7%と最低でもトントンか、それ以上が“目標”らしい。
「CGを多用しているのも、カット割りや展開を早くしているのも、すべて若い視聴者向け。それらを嫌がる大河のオールドファンがたとえ離れても、新しい視聴者を開拓できればと考えていたようですが、すっかりアテが外れてしまっている。このままでは、単に中高年の視聴者が見切りをつけて終わりになるかもしれません」(スポーツ紙芸能担当記者)
それでなくても「どうする家康」は、松本が主演で、織田信長役が元V6の岡田准一(42)、他の“ジャニタレ”の出演も決まっていて、ハナから《ジャニーズ祭り》などと、あまり評判がよろしくなかった。
「一つ一つの話を派手にスピーディーにしたところで、大河は1年の長丁場です。ジャニタレを起用したって、そもそも動画を倍速視聴したり、緊張感が10分と持たない若者向きのコンテンツではないでしょう」と、あるベテランプロデューサーはこう続ける。
「別にNHKに限らず、スタッフの若返りを図っている民放にも言えることですが、テレビ業界と視聴者の間に大きな感覚のズレがありますよね。たとえば料理番組にしても手軽に早く作れる“時短”ばかりを強調して、材料費を無視していたりする。物価高騰にあえいでいる視聴者にしてみれば、《少々時間がかかっても安上がりでおいしい料理を》と思うはず。グルメ番組で、行けもしない高級店ばかり紹介されても不満がたまるだけでしょう。視聴者の本当のニーズを押さえられていないというのは、『どうする家康』にも通じる話だと思いますね」
テレビ離れの原因は感覚のズレもあるということか。どうする大河?
3/2(木) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL
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Source: 芸能トピ