【写真】整形前の娘・ゆりあんぬさん、美の価値観を作り上げる現在の姿も
■整形は事後報告「私が娘の年だったら私もやっていたかもしれない。でも敢えて叱った」
近年、テレビやインターネットなど、至るところで美容整形の広告を見かけるようになった。中には数千円から数万円で施術できると謳っているものもある。手頃な価格で美容整形ができることもあり、男女問わず、若年層にも浸透しつつあるのが現状だ。
「私が若かった頃といえば、このアイクリームをつけてマッサージすればキレイな二重の目になる、と切磋琢磨していた時代でした。だけど今はもう少しお金を足せば、メスで永久的に二重になる。じゃあどっちを取るかと言えば、今の子は美容整形を取るんですよ。私も娘と同じ年齢だったら、そりゃあそうだよね、と思います。そんな時代、娘が整形を最初にしたのは、彼女が20歳の誕生日の一週間前。しかも“事後報告”でした」
その日、娘は母に1枚の写真をLINEで送ってきた。祖母、つまり内海の母と一緒に小籠包を食べている写真で、そこに「二重にしてきたよ」というメッセージを寄せて。内海は激高した。手術の承諾書は内海の夫に、大事なところだけを隠してサインしてもらい、同伴は内海の母。「じゃあ私の立場って何!?」。だが娘が帰宅する前に考えた。今の時代、整形はメイクのようなものだ。私も娘の年だったらきっと同じことをやっている。でも…。
「今思えば、それが娘なりの精一杯の伝え方だったのかもしれません。娘にとって私は“目の上のたんこぶ”。家族のなかで役割分担があって、娘に雷を飛ばすのはいつも私の役割でした。娘も分かったうえで事後報告してきた。でも、そりゃないでしょと。整形によって、私たちの遺伝子を否定されたような気持ちになりました。ただ、整形自体が悪いとは思ってません。私だってやってみたい。でも私は“親”でもあります。この気持ちを娘にどう伝えればいいか悩みました。最初は大げさなぐらいに猛反発して殴り合い寸前の喧嘩もしました」
周囲を見回しても、またテレビでいくつかの芸能人を見ても「やってるよね」と気づく。もし自分の母が整形すると言うなら「やっておいで」と言うだろう。だが、わが子がやるのは勝手が違う。「自分の娘じゃなかったら、私もここまで言っていません。当時は『キレイになりたい』という理由だけで、いとも簡単に整形に踏み切る娘の考えが分からなかったんです」。
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2/24(金) 18:00配信
オリコン
内海和子(撮影:尾崎大輔) (C)oricon ME inc.
https://news.yahoo.co.jp/articles/abea1c64e10d92eb445e93005c79412640fb6ff1
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Source: 芸能トピ