テレビアニメの総集編のような作品にもかかわらず、映画業界で無双するほど圧倒的なコンテンツ力を見せつけている。
今回のワールドツアー上映は、アニメ第2期「遊郭編」の第10話と11話、さらに4月から放送される「刀鍛冶の里編」の第1話を先行上映する大型イベント。
公開3日間で観客動員81万3422人、興行収入11億5876万円、公開10日間で興収20億円を突破しており、いまだ鬼滅ブームの根強さを知らしめている。
2月13日に発表された『国内映画ランキング』(興行通信社)でも1位の座をキープ。上映1週目に続き、2週目もトップを独走していた。
「『鬼滅の刃』といえば、国内歴代興収で1位を獲得した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の印象が強いでしょう。原作漫画は連載終了を迎え、一時はオワコンなどと騒がれていましたが、やはり歴代1位の力は伊達ではありませんでした。
完全新作でなくてもここまでのヒットを記録することは、『鬼滅の刃』にしかできない芸当でしょう」(映画ライター)
ジャンプ最強は『鬼滅の刃』一択?
さらに巷では、ワールドツアー上映の興行収入が40億円を超えるとのウワサが囁かれている。
「ネットメディア『M&A Online』は、同作と『名探偵コナン』の劇場版を比較していました。後者は劇場版の公開に合わせて、テレビアニメのエピソードを再編集した特別編を劇場公開しており、長編映画の約1割を超える興行収入を記録しています。
この数値が『鬼滅の刃』にも当てはまるのであれば、興収400億円を超える『無限列車編』の1割、つまり40億円に到達するという計算でした。
ちなみに、昨年8月に公開された『ONE PIECE FILM RED』は5カ月で197億円という数値をたたき出しているので俄然上ですが、お手軽総集編と揶揄された2007年の『ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』はたったの9億円でした」(同・ライター)
「鬼滅の刃」は『週刊少年ジャンプ』史上、最も成功したコンテンツといっても過言ではなく、かつて覇権を握っていた『ドラゴンボール』の最新映画ですら、およそ25億円しか興収をあげていない。
そのためアニメファンの間では《テレビ版そのまま垂れ流しで40億いったらマジでやばいわ》《ドラボは新作で25億だったのに鬼滅はTV用のまとめで40億円なんてな…》《映画じゃないのにすごくない? ドラゴンボール涙目やろ》《これが本物の社会現象ってやつか》《ドラゴボとワンピなんて足元にも及ばないな》といった驚きの声が続出している。
鬼滅コンテンツが第一線を退く気配はまだまだなさそうだ。
2023.02.14 17:30
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Source: 芸能トピ