「タケちゃんマン」「ブラックデビル」などの人気キャラクターを生み出し、約30%という最高視聴率を叩き出した、言わずと知れたお化け番組だ。土曜日の20時になると、テレビにくぎづけになった読者も多いだろう。
2023/2/12
『オレたちひょうきん族』懺悔室コーナーの神様・ブッチー武者が語る、コンプラスルーのお化け番組の裏側「クレーム無視」「○×判定に忖度なし」
週刊女性2023年2月21日号
https://www.jprime.jp/articles/-/26753
突然のスカウトで『オレたちひょうきん族』人気コーナーの“神様”に
番組内の人気コーナーで印象に残っているのが、『ひょうきん懺悔室』ではないだろうか。番組内でNGを出したとき、出演者やスタッフが懺悔する。
それに対して神様が○×を出し、×になると上から水が落ちてくる、番組のラストを飾る名物コーナーだ。豊かな表情で、その神様を演じていたのが、ブッチー武者(70)。神様が振り返る、お化け番組の“裏側”とは─。
「もともと長野から上京して設計事務所に勤めていたんですが、向いてないなぁと思っていたんです。そのうち役者関係の友人ができて、この世界に飛び込みました。
NHKの『お笑いオンステージ』という番組でオーディションに受かり、お笑いの道へ。演芸場でレオナルド熊さんのコントを見て感激し、頼み込んで弟子になり、2年間ほどお世話になりました」
転機が訪れたのはレオナルド熊さんの弟子を卒業したころ。日本テレビ系列のオーディション番組『お笑いスター誕生!!』に出演していた武者は、制作会社を通して、フジテレビのプロデューサーから声をかけられる。
「フジテレビに出向くと、懺悔のコーナーの説明と、神様になって◯×を判断する担当をしてほしいと。“セリフはないけど、表情豊かにやってほしい”と言われたんです。正直、そのときは番組内のコントに出演できるわけじゃないのか……とちょっとがっかりしましたね。
今となっては選んでいただいて感謝なんですけど(笑)。後になって、なぜ私が選ばれたか聞いたら、理由は3つありました。まず、私が暇だったこと。次にギャラが安かったこと、そして適当なデブだったことです。今ならもっと太った芸人はたくさんいるでしょうけど」
次のページは
キリスト教団体からのクレーム
https://www.jprime.jp/articles/-/26753?page=2
続きを読む
Source: 芸能トピ