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火曜ドラマといえば、2016年の「逃げるは恥だが役に立つ」(平均視聴率14・6%)以来、18年の「義母と娘のブルース」(同14・2%)、20年の「恋はつづくよどこまでも」(同11・5%)、「私の家政夫ナギサさん」(同15・1%)などなど、ヒット作を連発してきた。民放プロデューサーが言う。
「“逃げ恥”では新垣結衣と星野源、“ギボムス”では綾瀬はるかと竹野内豊、“恋つづ”では上白石萌音と佐藤健、“わたナギ”では多部未華子と大森南朋といったように、火曜ドラマ枠は当代の若手トップ女優が人気男優を従える構図で人気を誇ってきました。ところが、前作『君の花になる』は本田翼が主演で、同枠としては最低の視聴率(平均5・3%)を記録してしまいました。ですからTBSとすれば、今回は絶対に負けられない戦いで、視聴率2桁は確実と考えていたはずです」
前作「君の花になる」の初回視聴率6・5%、第2話6・0%と比べると、「夕暮れ」のほうが下げ幅は大きくなってしまったのだ。
■ちゃんぽんの空豆語
「広瀬は映画『ちはやふる』や朝ドラ『なつぞら』(NHK)でも見せたように滑舌も良く、演技力は若手No.1でしょう。今回も相変わらず巧い。ところが、SNSでも指摘されているように、彼女が使う方言の評判が悪いのです」
広瀬演じる“空豆”は宮崎県でのびのび育った。高校時代に婚約した同級生を追って上京したものの、振られて自殺し損ねたところを、永瀬演じる“音”に救われて……というストーリーだ。
「自分のことを“おい”、相手のことを“おはん”……これは鹿児島弁。“あいがとぐわした”は宮崎弁、“よかよ”は長崎弁といったように、3つの方言が入り混じっているのです。広瀬は脚本に忠実で、方言も巧いのですが、早口のため何を言っているのかわからないという声が出ています。若者に流行りの1・5倍速再生だと、さらにチンプンカンプンです。いくら田舎育ちといっても、23歳の女性が東京に出てきて自分を“おい”と言い、語尾に“じゃどん”などつけて話すでしょうか。九州出身者からも『ありえない』『バカにしている』という声が上がっているほどです」
第1話では長崎生まれの祖母と宮崎生まれの祖父に育てられたため、“方言がちゃんぽん”になっていると空豆は言っていたが、
「北川さんは制作発表会見で、ちゃんぽんにした理由を説明していました」
北川:空豆を九州出身にしたくて全部の言葉を聞いてみたんですが、ピンとくるものがなかったんです。そこでブレンドしようと思い付き、おばあちゃんが長崎、おじいちゃんが宮崎出身という設定にして“空豆語”を作りました。なので、「こんな言葉ないじゃん!」って怒らないでください。
■北川の“前科”
「彼女にしては殊勝な言葉でしたが、このコメントの評判が良くないのです。いちいち言い訳しないほうが良かった。何しろ彼女には“前科”がありますからね」
それが18年前期の朝ドラ「半分、青い。」(NHK)だという。
「彼女にとっては“半分、自叙伝”とも言える作品で、ヒロインの永野芽郁には自身の出身地である岐阜弁(美濃弁)を喋らせました。加えて、朝ドラのヒロインにはあるまじき自分勝手すぎるキャラクターがネット上で視聴者の反感を買った。これに北川さんは逐一弁明と反論を繰り返し、炎上状態となりました。挙げ句、朝ドラ受けの『あさイチ』にまで噛みついていました。視聴率としては歴代上位の平均21・1%を取りましたが、その後、北川さんが連ドラを書いたのは一昨年の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ)のみで、平均視聴率は8・7%に終わりました。それに続く『夕暮れ』こそ、彼女にとっては捲土重来のチャンスでした」
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
エンタメ 芸能
2023年01月31日
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/01311100/
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Source: 芸能トピ