2005年秋~2006年春の『風のハルカ』に主演した村川絵梨はこの1人だろう。
同作以降、飛躍が期待されたが、今日まで未だに民放ドラマでは主演経験がない。
出演作こそ数多いが、どれも脇役やチョイ役ばかりだ。NHKと結びつきの強いアミューズ所属のため、ヒロインに抜擢されただけだったのだろうか。
この前年、04年秋~05年春の朝ドラ『わかば』に主演した原田夏希も、その後、数々のドラマ・映画に出演するが、民放での主演経験はなし。
所属事務所はオスカープロモーションだが、イマイチの知名度に留まってしまっている。
04年の『天花』に主演した藤澤恵麻も、同作以降、地上波ドラマ主演がなく、知名度的にも人気女優とはいえない厳しい状況。
主演に抜擢されたからと言って、必ずしも売れるわけではない厳しさを物語っている。
この頃は、朝ドラも不作の時代だったのだろうか。
ブレークしたはいいが消えるパターンも
朝ドラをきっかけに大ブレークを果たすも、その後、消えていったという例も多い。
2010年、『ゲゲゲの女房』は流行語大賞を獲得するなど大ヒット。主演の松下奈緒は、以降の民放ドラマに引っ張りだことなり、特技のピアノで音楽番組にも出演していた。
しかし、10年代後半からは徐々に露出が減少。女優としては充分生き残っているが、流行語獲得など勢いがすごかっただけに〝消えた〟印象を強めている。
その「ゲゲゲの女房」で松下の夫役だった向井理と、現実で結婚したのが『ちゅらさん』主演の国仲涼子。
彼女もまた、朝ドラ大ヒットの勢いをそのままに、以降さまざまな作品で活躍した。しかし、14年の結婚以降は、育児で多忙なこともあってか、目にする機会は減ってきている。
12年の『純と愛』で主演した夏菜も、最近は目立った活動が見られていない。
夏菜は朝ドラ主演後、女優からバラエティーに舵を切るという異例のパターンで大成功。一時は連日のようにゴールデン番組で目にしていた。
しかし、2021年に結婚、翌年出産と、こちらも家庭の忙しさからめっきり露出は減少。かろうじてインスタグラムは2022年12月末に更新されているが、投稿の頻度は落ちている。
大役を得たからといって、そのまま売れ続けるわけではないようだ。
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Source: 芸能トピ