披露した「限界突破×サバイバー」は、テレビアニメ「ドラゴンボール超」のオープニング曲。氷川が演歌歌手としての枠を飛び越えたことを象徴するようなロックナンバーで、紅白ではメドレーも含めると3度目の歌唱となった。
氷川は歌手・小林幸子の衣装を思い起こさせる“フェニックス”のようなド派手の舞台セットに乗って登場し、スタジオを驚かせた。自身は全身金色のド派手衣装で熱唱した。歌唱後「僕は必ず帰ってきます」と伝えた。
00年、「箱根八里の半次郎」で紅白に初出場してから23年。08年には「きよしのズンドコ節」で大トリも務め、“演歌界の貴公子”とも呼ばれた。その反面、多くの犠牲を払ってきた氷川は、今年1月のコンサートで「一歩外に出ると、全国どこにいたって“氷川きよし”と指をさされる。ありがたいことなんですけど、たくさん嫌な思いもした。そこから離れて、いったん今の自分を見つめ直したい」とファンに報告。年明けから期限を定めずに休業に入り、毎年、欠かさず立っていた紅白のステージも、今回でひと区切りとなる。
多様性が叫ばれる近年、近年は音楽ジャンルや性別すらも超越した言動で注目を浴びる氷川。NHKからの打診で、今年は白組でも紅組でもない、特別企画での参加になった。番組の加藤英明・制作統括は「番組の企画ですので、今年は活動休養される大きな節目を迎えられるということで、我々からお願いして、特別枠での出場といたしました」と説明している。
5日放送のNHK「Kiinaパーティー~氷川きよしと最高な夜~」で氷川は、活動休止後について言及。「私、調理師の免許を取ろうかなって思って、来年。お仕事ちょっと休養するから」「海外は絶対に行きたいです」と、願望を口にしていた。一方で、歌への思いは持ち続ける。「これからも歌い続けていきたいですし、ずっと皆さんに忘れないでいてほしいなと思いますね」とも話しており、その願いを込めて熱唱を届けた。
73回目を迎えた今年の紅白は、改修工事を終えたNHKホールで2年ぶりに開催。同所での有観客での開催は、3年ぶりとなった。司会は大泉洋(3年連続)と橋本環奈(初)桑子真帆アナウンサー(2年ぶり4度目)。スペシャルナビゲーターとして「嵐」の櫻井翔も参加した。
ゲスト審査員は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。
12/31(土) 22:46配信 スポニチアネックス
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Source: 芸能トピ