同企画から誕生したアイドルグループの「都内某所」(メンバーはミナ、ミク、リチ)は、12月15日にデビューシングル「クッキー」をリリースし、MVは公開10日で200万再生を記録するなど、人気ぶりをみせつけている。
テイラー・スウィフト風の楽曲の評判は上々で、SNSでは、
《1000回以上聞いてしまったwww》
《「クッキー」の歌詞が刺さりまくってヤバい》
《永遠リピしてる!》
と、ファンは大喜びの様子。
「都内某所」のメンバーは、12月16日から精力的にPR活動を開始。北は北海道から南は沖縄まで、各地でイベントを開催し、CD購入特典として店舗限定の写メ撮影会をおこなった。
CDショップでは、複数枚購入するファンも多数見られた。本誌記者もシングルを購入し、写メ撮影会に参加してメンバーの笑顔をスマホに記録した。
「都内某所」の全国キャンペーンは大成功! と思いきや……。どうも諸手をあげて万々歳というわけではなさそうだ。
「オリコンウィークリーランキング(12月26日付)で初登場25位。推定売上枚数は1884枚。初週で2000枚に届かないなんて、誰も予想しなかったのではないでしょうか。
一般的に人気番組から派生したアイドルグループは、それなりのセールスが期待できます。レコード会社が新人を1からプロモーションするのは大変だしお金もかかる。ですが、テレビの力が衰えたとはいえ、サラの状態からデビューするよりはるかにアドバンテージがあります。まして、人気番組の『水ダウ』ですからね。
もし、次作が初動1000枚を下回るようだと、グループの存続が危ぶまれます。クロちゃんもがっくりきているのでは」(音楽関係者)
12月28日に公開された最新のオリコンウィークリーランキングでは31位、推定売上枚数1642枚(2023年1月2日付け)だった。
「水ダウ」+「クロちゃん」+「音楽プロダクションWACK」+「アイドル」は、音楽界の「ヒットの方程式」と言ってもいい。事実、前回の「モンスターアイドル」から生まれたクロちゃんプロデュースの「豆柴の大群」は、デビューシングル「りスタート」が初週オリコンウィークリー1位、売上6万枚超を記録している。
「豆柴の大群」と「都内某所」の差は歴然だが、その差はどこにあったのか。
「モンスターアイドル」は、アイドルを目指す新人タレントを育成していく内容だが、「モンスターラブ」はクロちゃんの恋人選びの企画。集められた女の子9人のうち、誰がガチでクロちゃんのことが好きなのか? 視聴者の関心はその1点だったが、途中から「クロちゃんのことが好きではないアイドル志望の女の子が参加している」という話になり、結果、残った3人がデビューすることになった。
視聴者からすれば、ミナ、ミク、リチに対し、恋愛遍歴については多少の知識があるものの、資質や魅力は知らないまま。これでは、アイドルとして応援したいという気持ちが高まらなかったのかもしれない。
一番人気のリチは、クロちゃんの恋人となり、年内でグループから脱退する。そのため、来年に新メンバーのオーディションが開催される予定だ。2023年、都内某所の第2章が始まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05835209e1e39ad18fe42e24fac1329f904e51d9
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Source: 芸能トピ