何年も何年も泥水をすすってきた
「やっぱり何年も何年も泥水すすった感じはあったけど、動いたから今があるとは思ってて、そのときの自分の行動力は、今でも正しかったって思うし。とにかく周りに決めさせないこと。自分で選択をすることに意味があるから、それを失敗と後から思ったとしても、自分が選んで行動したことは、絶対に正しいと思うし」
かつての自分のように引きこもっている若い子たちに何か届けたい言葉があるか――そう尋ねると、彼女はまっすぐな言葉を語りはじめた。
あのは、売れっ子タレントとしてだけではなく、ミュージシャン、モデルなどの顔も持つ。だが、2013年にアイドルとしてデビューするまで、長い引きこもり生活をしていたことは、あまり知られていない。
中学生時代からクラスになじめない日々を送り、高校生になって心機一転、「JK」として振る舞って周囲になじもうとしたが、数カ月で孤立した経験が、彼女に言葉を続けさせる。
「『変わらないでいてね』と言ってあげたいけど、引きこもりとかいじめの問題って、そんな簡単じゃないと思うんです。それは自分が経験して、身に染みて思ったこと。頑張るってこともやめてほしいし、逃げてほしい。逃げるってことは、『逃げ』じゃなくて行動力であるから。ぼくは家の中へ逃げたけど、そっから『またこのままじゃ死ぬ』ってなって逃げて今があるから、逃げることは決して悪いことじゃない」
さらに「頑張る」ことを美徳とする世間の風潮へのアンチテーゼも口にする。
「なんか『頑張れ、頑張れ』って言う世の中がしんどい。『頑張んなくたって、生きてりゃ十分じゃん』とか思っちゃうし。引きこもっている子たちには、『別に変わる必要もないよ』っていうのが本音。自分が頑張りたいって思ったら頑張ればいいし、それも全部自分で決めろ、って思う」
一人が一番楽だし、合ってる
(略)
(取材・文:宗像明将)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。
「頑張れ、頑張れ」って言う世の中がしんどい――元引きこもり・「あの」が考える「多様性」と絶望の越え方(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9d02e3167fa376e8b78d2436db20ec0f9e1c0b2
12/12(月) 10:00配信
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Source: 芸能トピ